最新記事

起業

「ヘルシーな食生活はお金持ちだけのものではない」──食に責任ある社会をつくるアプリの挑戦

“Healthy Eating Shouldn’t Be a Privilege”

2023年05月15日(月)17時33分
ズーイー・デシャネル(俳優・起業家)

私は母親として、子供たちの食生活に注意を払っている。親であれば誰でも、わが子にヘルシーなものを食べさせたいはず。それを実践したくても実践できない人がいる現実を知って、私は心が痛んだ。

家庭菜園で子供の食育

娘のエルシーと息子のチャーリーが幼かった頃、私は自宅で野菜を育てるための水耕栽培セットを販売するレタス・グローという会社を共同で設立した。

その数年後には、メリーフィールドという会社の共同創設者になった。この会社では、人々がヘルシーな食品ブランドを探すのを助けるアプリを提供している。ヘルシーなブランドに、専門家によるお墨付きを与えているのだ。

最近は、店頭での啓蒙活動にも力を入れている。買い物中にアプリを立ち上げ、食品の原料や産地について調べると、割引価格になるプログラムを実施している。

私の願いは、説教がましくなったり、事細かに指図したりせずに、人々によりよい選択を促すこと。私が見てきた限り、知識が増えれば増えるほど、人々はヘルシーな選択をするようになる。

わが家ではヘルシーな食品ブランドの商品を買うようにしているけれど、子供たちが延々とホウレンソウやアボカドばかり食べているわけではない。子供たちは、子供らしい食べ物を食べたがる。それでも幸い、最もヘルシーな食品を買うことができる。

私自身はあまりお菓子の類いを食べないけれど、子供たちはよくお菓子を食べる。子供たちが人生を楽しむ機会は奪いたくない。友達の誕生パーティーに行ったのに、ヘルシーでないという理由で自分だけケーキを諦めるような思いはさせたくない。

母は、いつも私に素晴らしいアドバイスを送ってくれた。その教えの1つは、クッキーを食べたいなら自分で焼けばいい、というもの。確かに、自分で作れば、用いられている原料を全て把握できる。

母の教えに従う一方で、たまには市販のカップケーキやクッキーを買うこともある。でも、子供たちは二口くらいで放り出してしまう。あまりおいしく感じないらしい。

わが家では、家で野菜を育てている。子供たちは、食卓でお皿にのった野菜を見るだけでなく、自分で野菜を収穫することを楽しんでいるようだ。

こうやって家で野菜を栽培するのは、子供たちに栄養価のよい食べ物への関心を持たせる上で手っ取り早い方法なのかもしれない。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

パキスタンとアフガニスタンの衝突再燃、周辺国や中ロ

ワールド

パキスタンとアフガニスタンの衝突再燃、周辺国や中ロ

ビジネス

オープンAIが1100億ドル調達、アマゾンやソフト

ビジネス

独CPI、2月は2.0%上昇に鈍化 エネ価格下落で
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    ハリウッド大注目の映画監督「HIKARI」とは? 「アイ…

  • 3

    離婚するのは本当に難しいから結婚は慎重に...中国「…

  • 4

    ナットさんこと、ジョー・E・タタ旅立つ──ピーチピッ…

  • 5

    2100年に人間の姿はこうなる? 3Dイメージが公開

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    ハリウッド大注目の映画監督「HIKARI」とは? 「アイ…

  • 3

    選手村のコンドーム配布 ユース五輪で配ると「本当…

  • 4

    K-POPアイドルがファンを応援? ニュージーンズら極…

  • 5

    24歳年上の富豪と結婚してメラニアが得たものと失っ…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    選手村のコンドーム配布 ユース五輪で配ると「本当…

  • 3

    完全コピーされた、キャサリン妃の「かなり挑発的な…

  • 4

    脳裏にこびりつく生々しい証言 少女を食い物にした…

  • 5

    ハリウッド大注目の映画監督「HIKARI」とは? 「アイ…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:日本人が知らない AI金融の最前線

特集:日本人が知らない AI金融の最前線

2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに