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超一流を育てるユダヤ人の家庭教育で受け継がれてきた「五つの教え」

2022年03月08日(火)16時40分
船津徹

子どもの情熱を全力でサポートする

ハリウッドの巨匠でありユダヤ人であるスティーブン・スピルバーグ監督は、子どものころ識字障害を抱えていたそうです。(当時は認識されていませんでした)勉強が苦手で、8ミリカメラに熱中していたスティーブン少年を母親が叱ることはありませんでした。母親は「あなたの悪いところは独創的すぎることね」と、映像作りへの情熱を認め、温かく見守り続けてくれました。

天才を生み出すユダヤ人は、何かを「強制する」のでなく、子どもの情熱を「引き出す」ことに注力しています。子どもの得意や興味を見つけたら、さらに好奇心を刺激する環境を作り、金銭的にも精神的にも全力でサポートし、情熱を高める努力をしているのです。

ユダヤ人の親は「得意なことは積極的にみんなに見せなさい」と子どもに伝えるそうです。子どもが自分の優れている部分を自覚するには、他人から評価されるのが一番です。たとえば、絵が上手な子であれば「◯◯ちゃん本当に絵が上手いね」と先生や友だちから認められることで、自信が大きくなります。

いくら優れた面があっても、それを人前で見せる機会がないと、周りからほめられることも、認められることもありません。得意なことは人前で披露する。その経験が子どもの自信を大きくすることをユダヤ人は知っているのです。

近年アメリカで「Strength-based parenting」と呼ばれ、子どもの「強み」に焦点を当てた子育てが注目されています。これは子どもが生来持つ才能を特定し、サポートしていくものですが、ユダヤ人が数千年前から実践している子育て法そのものです。

強みを伸ばすと弱みは目立たなくなる

ユダヤ人の子育ての特徴である「強み」に着目する子育てアプローチは、子どものレジリエンス(折れない心)や楽観性(何とかなると思える心)を養い、自己肯定感を高める効果があることが科学的にも分かっています。

日本では幼児英才教室や才能教室など、子どもの「知力」にフォーカスを当てた教育法(知識の詰め込み)が人気ですが、実は知力も「強み」に着目する子育てアプローチで高度に発達させることができます。

親が子どもの特性(良い部分)を見つけて、とことんサポートしてあげると、子どもは親を100%信頼します。この親子の信頼関係が構築されると、子どもは安心して自分のやりたいこと、好きなことにチャレンジできるようになり、その分野で突き抜けていくことができるのです。

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