最新記事

インタビュー

「ダイアナ妃を知れば知るほど、守ってあげたいと感じた」

I Love Diana

2021年11月25日(木)19時11分
H・アラン・スコット
クリステン・スチュワート

ダイアナを知れば知るほど称賛したくなったとスチュワートは言う DANIELE VENTURELLIーWIREIMAGE/GETTY IMAGES

<来年で没後25周年になるダイアナ元英妃を、クリステン・スチュワートはどんな思いで演じたか>

誰からも愛された実在の人物を演じるのは、どんな俳優にも骨の折れることだ。

しかし、クリステン・スチュワートはパブロ・ラライン監督から伝記映画『スペンサー』(全米公開中)で故ダイアナ元英妃の役を打診されたとき、すぐさま引き受けた。

「監督から話が来たときは、どんなプロジェクトかも知らなかったけれど、すぐに『やります』と答えた」ものの、「ちょっと無謀かな」という不安もあった。しかし、そんな無謀さこそ監督の抱くダイアナ像には不可欠だった。そしてクリステンも、監督の強い決意に何かしら感じるものがあった。「あの人には何か止められないものがある」

『スペンサー』は、ダイアナがチャールズ皇太子との離婚を決意した1991年のクリスマス休暇の3日間を描く。「ダイアナは頑張っていた。自身の理想の実現に向けて突き進んでいた」。役を引き受けてからダイアナについて調べるうちに、クリステンは彼女と一体化した。「演じるのはとても楽しかった。本当はつらい日々だったのだけれど」。来年で没後25周年となるダイアナになり切った気分を、本誌H・アラン・スコットが聞いた。

211130P56_KST_01.jpg

TIM GRAHAM PHOTO LIBRARY/GETTY IMAGES

――誰もが知る人を演じることにためらいは?

6カ月間は恐怖で目が覚めた。撮影開始の直前まで、始まるのが怖かった。それで体がおかしくなった。

――ダイアナは平静を装いながらも、もろい精神状態にあった。その微妙なバランスを、どう表現した?

拍子抜けするほど飾らず、それでも美しく、優しく見えるときでさえ、誰もが彼女のそばにいてあげたいと思う。ダイアナは繊細で、ちょっと突っつけば破裂しそうな心の持ち主。どうにも予測不能で、危険を感じさせるほど。彼女の精神状態を思うと、守ってあげたいと強く感じた。

――演じる上で一番大変だった点は?

ダイアナの死を考えないようにしていた。私の中では彼女は生きていて、週に3、4回は悲しみに暮れるから。ひどい交通事故で亡くなったなんて、信じられない。

――アカデミー賞狙いと言われるのは不愉快?

全然。大きな話題になるのはありがたいこと。私はダイアナを愛し、(監督の)パブロを誇りに思っている。作品を通じて素晴らしい時間を共有できたとも思う。

ニューズウィーク日本版 「外国人問題」徹底研究
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年1月27号(1月20日発売)は「『外国人問題』徹底研究」特集。「外国人問題」は事実か錯覚か。移民/不動産/留学生/観光客/参政権/社会保障/治安――7つの争点を国際比較で大激論

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米ロ・ウクライナの三者協議、初日終了 ドンバス地方

ワールド

中国、1月にロシア産原油輸入量拡大か インドとトル

ビジネス

NY外為市場=ドルが対円で急落、正午過ぎから一時2

ワールド

アフガン作戦巡るトランプ氏発言に反発 欧州同盟国、
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    シャーロット王女が放つ「ただならぬオーラ」にルイ…

  • 3

    女性の胎内で育てる必要はなくなる? ロボットが胚…

  • 4

    大坂なおみだって悩める弱い1人の若者、それを認めれ…

  • 5

    キャサリン妃の5つの「一軍バッグ」...イギリス製か…

  • 1

    シャーロット王女が放つ「ただならぬオーラ」にルイ…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    「本当の自分」を見てほしいのに、そうはいかない美…

  • 4

    女性の胎内で育てる必要はなくなる? ロボットが胚…

  • 5

    ハリウッド大注目の映画監督「HIKARI」とは? 「アイ…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    シャーロット王女が放つ「ただならぬオーラ」にルイ…

  • 3

    女性の胎内で育てる必要はなくなる? ロボットが胚…

  • 4

    2100年に人間の姿はこうなる? 3Dイメージが公開

  • 5

    アジア系男性は「恋愛の序列の最下層」──リアルもオ…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:「外国人問題」徹底研究

特集:「外国人問題」徹底研究

2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論