IQ146の米「最年少」メンサ会員、2歳の天才児を持つ親の教育方針
‘My Two‒Year‒Old Has an IQ of 146’
筆者と父親と共に笑顔のキャシュ。両親の愛に包まれている RANDY HOLMESーABC/GETTY IMAGES
<貴重な子供時代を存分に楽しみながら、自分で道を切り開けるように親としてできること>
私はカリフォルニア州のベイエリア、夫はニューヨークのハーレム出身。私たちは大学時代に出会い、娘のキャシュは2018年に生まれた。
生まれたその日から、とても頭の回転が速い子だった。起きている間は、ずっと周囲を見回していた。新生児はほとんど目をつぶり、一日中眠っていることが多いが、キャシュは2時間連続で目を開いているときもあった。
生後13カ月頃に、1歳半~2歳児向けの形合わせの玩具で遊ばせると、形を正確に区別できるようになった。2、3週間後にはピースの色を言えるようになった。当時の月齢の語彙は10個ほどだが、キャシュは約20個。かかりつけの小児科医は、言語能力が優れているようだと言った。
この頃、私は点が描かれたカードを使ってごく簡単な計算を教えた。キャシュはカードの点の数を言えるようになった。カードに数字はなく、実際に数えていたのだ。
生後1年半頃には、色や形、文字も覚えた。こうした能力の多くは、普通は幼稚園に入る直前に習得する。
親バカを超えた何かが
現在は、2歳としてはかなり複雑な文章を話す。頭の中で情報を処理していると言えるだろう。
例えば、何かを人と共有するとはどういうことなのか、また、自分が何かを使っていることを人にどのように説明すればいいかを、私たちは彼女に教えている。すると「これは使えない」「あなたが使えるようになったら教えてあげる!」と言うようになった。
彼女は毎晩、自分を励ましている。「私は強い。勇気がある。思いやりがあって優しいの。私の黒くて茶色い肌はきれい」。もう少し成長したら、肌の色の意味をもう少し理解できるだろう。
1から100までの数字も分かるし、アメリカの50州全てを形で見分けることができる。数人の小児科医から、本当に賢いと言われた。
そこで、私たちは知能指数(IQ)のテストを受けさせたいと考えた。キャシュのペースがあまりに速くて、子供らしく楽しませてやりながら、どのような学習をさせればいいのか、親として分からなくなるときがある。