ニューヨーク発クールなBentoセット 新素材で人にも環境にも優しい
だれもお弁当箱とは思わない「FoldEat(フォールドイート)」。
<春先に新しいお弁当箱を買う人も多いが、まさかこのデイパックのようなものがお弁当箱だとは......>
様々なおかずを彩りよく詰めた日本のお弁当は海外にも影響を与え、いまやBentoが人気になり、洒落たお弁当箱が売上げを伸ばしている。お弁当箱といえば、素材もデザインも日本のものは充実度が抜きん出ているが、ニューヨークで意表をついたモデル「FoldEat(フォールドイート)」 が生まれた。肩に掛けたり手に持ったりしていると、お弁当が入っているとはまったく思えない。
お弁当箱を立てて運ぶ スープやヨーグルトさえ大丈夫
FoldEatは、縦横16.5㎝・深さ約5㎝の四角いタッパー(取り外し可能な仕切り付き)1個、同じサイズの液体用タッパー(丸型容器を角型にはめ込んである)1個、小さい丸型容器3個、カトラリーや箸のホルダー(ホルダーのみ)、スマホホルダーとしても使える布の留め具がセットになったランチボックスだ。これらを包む布は断熱性がありウォータープルーフで、ジッパーを開けるとそのままランチョンマットになる。これに肩掛け用のストラップが付く。
この基本セットの価格は、FoldEatサイトで109ドル(約1万1900円)。注文してから製造するため、最大45日かかるという。
運ぶときは、タッパーは平置きではなく立てた状態になる。カトラリーや箸、丸型容器3個はタッパーの両脇にぴったり収まる設計になっている。
FoldEatには様々な工夫が施されている。四角いタッパーには、プラスチックの新素材、トライタンを使っている。トライタンは、人体に影響を与えて安全性が心配されるビスフェノールA(BPA)などの 化学物質が含まれていない。軽くて、非常に割れにくいため耐用年数が長いことも特徴だ。食品にふれない部分は再生プラスチックを使っている。汁もれしないよう蓋にはパッキンを装着。スープやヨーグルトなどを入れられる液体用タッパーのほうも、素材は同じだ。蓋はねじ込み式で、立てて運んでも中の液体がもれないよう密閉できる。容量は450ml。
どちらのタッパーとも電子レンジで使え、食器洗浄機で洗うことができる。
布の色はグレー、黒、明るい茶色、青、オールドタイムズという新聞柄の5つを用意している。もちろん洗濯も可能だ。