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30歳以降に標準体重からぽっちゃりになった人がもっとも長生き 米調査

2021年02月12日(金)18時20分
松丸さとみ

子ども世代で肥満が増加

この調査結果は、ジェン准教授らが2013年に行った調査の結果とも合致するという。9500人強を対象に、51歳以降のBMIと死亡リスクの関係を調べたもので、50代から太り気味体型を安定的に維持した人の死亡リスクがもっとも低かった。

ただしジェン准教授は、今回の調査結果で子ども世代で肥満の増加傾向が見られたことに懸念を示している。子ども世代は親世代と比べ、BMIが高くなる時期が早まっているという。さらに、BMIの高い人の割合も、親世代よりも子世代の方が多かった。

同准教授によると、医療技術の発展により、肥満でも長生きする可能性は高くなっており、肥満と死亡リスクの関連性は下がっている。しかし肥満の人が増えているために、肥満が死因となる割合は、親世代の5.4%から子ども世代では6.4%と増えた、とジェン准教授は指摘。若い世代での肥満の増加に警鐘を鳴らしている。

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