最新記事
ヘルスケア

88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

2024年3月25日(月)17時11分
帯津 良一(帯津三敬病院名誉院長)*東洋経済オンラインからの転載

【絶対にしないこと①】禁酒・休肝日

私の健康法に晩酌は欠かせません。

夕方6時からの晩酌が長年の習慣であることは、「『87歳現役医師』が健康のため毎日やる3つのこと」でも述べた通りです。

日中忙しく働き、仕事が終わってホッとして「ああ、今日もよく働いたな」と自分をねぎらいながら一杯やる。

これが私の人生最大の楽しみです。

休肝日はありません。

1日たりとも欠かすことなく、365日飲みます。

適量を飲むのであれば、休肝日は必要ないと考えているからです。

飲む量はだいたい決まっている

お酒は飲む場所によっても異なりますが、たとえば行きつけの居酒屋で飲む場合は生ビールの中ジョッキを2杯のあと、口切り一杯のウイスキーのロックを2杯ほど。

これまた行きつけのうなぎ屋さんでは生ビールの中ジョッキを1~2杯のあと麦焼酎の口切り一杯のロックを2杯というところです。

若い頃は無茶な飲み方をしたこともありますが、今はだいたい量が決まっていてそれ以上は飲みません。

二日酔いをしたこともありません。

リラックスして副交感神経を優位にするためにも、適量の酒はとてもいいものです。

【絶対にしないこと②】「嫌いなもの」を無理して食べる

よく「○○が嫌いだけれど健康のために無理して食べている」という人がいますが、嫌いなものを無理して食べる必要はないと思っています。

どんなに健康によくても嫌いなものを無理して食べてそれが体にいい作用を及ぼすとは思えないからです。

うちの病院でも、病院食に漢方粥や玄米菜食などを取り入れていましたが、何年か過ぎた頃に「万人向けの食養生というものは存在しないのではないだろうか」という考えが頭をもたげ、元の食事に戻しました。

「おいしい」という心のときめきこそ重要

食は喜びです。

「おいしい」という「心のときめき」こそが大事だと私は考えています。

嫌いなものを無理して食べてもそこにはときめきがありません。

私も、嫌いな生野菜は絶対に食べません(笑)。

newsweekjp_20240322094701.jpg

Ticketcraft- shutterstock

私が尊敬する江戸時代の学者・貝原益軒は、「好けるものを少し食べよ」と言っています。

好きなものを少量食べるのが一番です。

【絶対にしないこと③】減塩

「健康のためには減塩」と言われますが、私はあまり気にしていません。

先に述べたように土日は講演で地方出張が多く、泊まりになることもよくあります。

ホテルの朝食バイキングはあまり好きではないので、納豆をもらって醤油をしっかりかけて食べています。

これは酒のつまみにしても最高です。

がんの食事療法に「ゲルソン療法」という、塩分を一切取らない食事法があります。

以前、私もこの療法に興味を持ち、うちの当時の看護師長をメキシコのゲルソン病院に1週間入院させて体験してもらったことがありました。

すると、3日目くらいからひどい頭痛に襲われて、大変な目に遭ったそうです。

そこでとっさに持参した塩昆布を食べたところ、ケロリと治ってしまったというのです。

この話を聞いて、やっぱり人間には塩分は必要なのだと確信しました。

しっかり塩分を楽しんだら翌日はちょっと控えるというように、バランスを取っていけばいいと思います。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ゴールドマン、26年第4四半期の原油価格見通しを引

ワールド

ラガルドECB総裁、BISから14万ユーロ報酬 内

ワールド

イスラエルの中東地域所有権巡る米大使発言、中東・イ

ワールド

違法判決の米関税、24日に徴収停止 米税関当局発表
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 2
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面を突き破って侵入する力の正体が明らかに
  • 3
    揺れるシベリア...戦費の穴埋めは国民に? ロシア中小企業の「静かな抵抗」
  • 4
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 5
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 6
    「窓の外を見てください」パイロットも思わず呼びか…
  • 7
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 8
    「高市トレード」に「トランプ関税」......相場が荒…
  • 9
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 10
    ウクライナ戦争が180度変えた「軍事戦略」の在り方..…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 5
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 6
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 7
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 8
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 9
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 10
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中