最新記事

その水分補給ちょっと待って! 夏にスポドリや缶コーヒーを飲む人に伝えたい「安心して飲める」ドリンク

2023年7月21日(金)10時46分
渡辺雄二(科学ジャーナリスト) *東洋経済オンラインからの転載

また、牛乳には添加物が使われていません。なぜなら乳等省令によって、牛乳とは生乳だけを原料に使い、無脂肪固形分8.0%以上および乳脂肪分3.0%以上ふくむものと決められているからです。つまり、水やそのほかの原料、添加物を加えてはいけないのです。

ちなみに、牛乳のほかに、加工乳や乳飲料があります。加工乳は、牛乳に脱脂粉乳やクリームなどの乳製品を加えたもので、脂肪分を調整しています。乳飲料は牛乳と乳製品を主原料として、コーヒーや果汁、糖類などの乳以外の成分を混ぜたもので、さらに炭酸CaやビタミンDなどの栄養強化剤、乳化剤などが添加されることがあります。

 
 
 
 

安全な「豆乳」を選ぶポイント

「新版「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物」豆乳には、無添加と、そうでないものがあります。「調整豆乳」には、乳化剤や香料、糊料のカラギナン(カラギーナン)、乳酸カルシウムなどが添加されています。

糊料は、トロミや粘りをつけるものです。カラギナンは、海藻の一種から抽出されたものですが、動物に大量にあたえた実験では、がんを促進させることがわかっています。

豆乳を飲むなら、「無添加」のものを選ぶようにしましょう。

そのほか、フリーズドライ製法で作られているインスタントコーヒーも無添加です。丁寧にドリップしたコーヒーに比べると風味や味は劣りますが、手軽で便利です。同じように、粉末状のココアパウダーにも、添加物は使われていません。ココアにはリグニンという食物繊維が多くふくまれていて、便通を改善するというデータがあります。

渡辺雄二(わたなべ・ゆうじ)

科学ジャーナリスト
1954年生まれ。栃木県出身。千葉大学工学部合成化学科卒業。消費生活問題紙の記者を経て、1982年にフリーの科学ジャーナリストとなる。食品・環境・医療・バイオテクノロジーなどの諸問題を消費者の視点で提起し続け、雑誌や新聞に精力的に執筆し、現在にいたる。


※当記事は「東洋経済オンライン」からの転載記事です。元記事はこちら
toyokeizai_logo200.jpg




あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米ウクライナ、ジュネーブで高官協議 ロシア特使も現

ワールド

米イラン第3回核協議で「進展」、依然溝も 1週間以

ワールド

原油タンカーの運賃急騰、イラン情勢受け2020年以

ビジネス

エヌビディア株一時4.8%安、好決算もAI投資巡る
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルーの大スキャンダルを招いた「女王の寵愛」とは
  • 4
    戦術は進化しても戦局が動かない地獄──ロシア・ウク…
  • 5
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 6
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 7
    「まるで別人...」ジョニー・デップの激変ぶりにネッ…
  • 8
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 9
    「IKEAも動いた...」ネグレクトされた子猿パンチと「…
  • 10
    「3列目なのにガガ様が見えない...」観客の視界を遮…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 5
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 8
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 9
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 10
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中