BTSメンバーの入隊を「最強兵器」に使っても、韓国軍が抱える問題は変わらない
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「徴兵逃れ」への厳しい視線
マネジャーの根回しのかいあって、また本人の意思もあり、プレスリーは宣伝やコンサートなどの快適な任務に就くのではなく、「一般の」兵士として入隊した。ポマードが光るオールバックは、すっきりとした角刈りになった。
兵役に就くまで、プレスリーは「おおらかな反逆者」として映画にも出演していた。彼は若者の不服従の象徴であると同時に、保守派の批判の的でもあった。しかし、2年間の軍隊生活を経て(その大半をドイツで過ごした)、「道徳的に真っすぐな若い兵士」の風貌になっていた。
鋭い魅力はいささか丸くなったかもしれないが、軍のイメージを体現するキャラクターになったことは互いにメリットがあった。
陸軍は評判が高まり、プレスリーは『G・I・ブルース』などの映画でメインストリームのスターとして再出発を果たしたのだ。この映画には、兵役は楽しくて人間的な変化を経験できるという軽快な愛国のメッセージが込められていた。
一方、BTSは既に世界規模のメインストリームで成功を収めており、比較的健全なボーイズバンドであることから、プレスリーのときのような論争は起きなかった。しかし、韓国人男性として兵役義務を果たさないことで、全国的な批判の矢面に立たされかねない。
韓国の徴兵制に対する長年の批判の1つは、社会のさまざまな領域で生じている不公平だ。裕福な男性には兵役を免れる手段がある。一部の有名人は徴兵を免除されたり、兵役中に贅沢な待遇を受けたりして、大きな批判にさらされてきた。
有名人の徴兵逃れは、不公平な制度に反対するための行為とは見なされない。BTSのメンバーが忠実に兵役を果たさなければ、立場とリソースを利用して国民の義務を回避していると見なされたかもしれない。
JINは58年のプレスリーのように、韓国の国家安全保障体制が問われる時期に入隊した。
2014年に約70億ドルを投じて最新鋭ステルス戦闘機F35の調達を発表するなど、韓国政府は最先端の軍備に投資する一方で、下級兵士の劣悪な待遇は長年放置してきた。兵士たちは極端な低賃金と、質の低い食事、不適切な医療、そして老朽化した装備に苦しめられてきた。
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