子供が「挑戦しない」「すぐ諦める」問題...世界のエリート校が注目する「子供のレジリエンス」の育て方
レジリエンスを育て、うまく機能させていく要因は、状況や対象者によって様々であることを頭に入れておく必要があります。つまり、自分が逆境や困難を乗り越えた方法で、他者も同じように乗り越えられるわけではないということなのです。
困難を乗り越えていく話は希望をもたらしてくれます。しかし、同じようにできないからと言って、責める必要も、落ち込む必要もないのです。
それぞれの立ち直り方があって良いということです。その子(人)なりの立ち直る力を育てていくことこそが、レジリエンス教育で行っていることなのです。
足立啓美(あだちひろみ)
認定ポジティブ心理学コーチ。メルボルン大学大学院ポジティブ教育専門コース修了。国内外の教育機関で10年間の学校運営と生徒指導を経て現職。現在は、ポジティブ心理学をベースとした教育プログラムの開発、小学校、高校、適応指導教室などさまざまな教育現場で、レジリエンス教育の講師として活躍中。ポジティブメンタルヘルスや組織開発にかかわる企業研修、ポジティブ心理学コーチとして管理職向けコーチングも行う。共著に『子どもの「逆境に負けない心」を育てる本』(法研)、『イラスト版子どものためのポジティブ心理学』(合同出版)、『見つけてのばそう! 自分の「強み」』(小学館)がある。
『きみのこころをつよくする えほん』
主婦の友社[刊]
足立啓美 [監修]/ 川原瑞丸 「イラスト]
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