最新記事

株の基礎知識

物流施設REIT、刑務所REITも!?  不動産投資信託の魅力、種類、リスク

2021年6月7日(月)11時40分
山口 伸 ※株の窓口より転載

■物流施設特化型REIT

ネット通販の普及に伴って誕生したのが物流施設特化型REITです。Amazonや楽天市場など大手ECサイトの物流拠点を運用先とするREITで、日本プロロジスリート投資法人<3283>があります。2020年は大幅に上昇しましたが、これは、巣ごもり需要でECが活況となったことが影響しているのでしょう。

kabumado20210607reit-6.png

ちなみに、筆者はコロナ禍の直前で保有していた物流施設REITを手放してしまい、とても後悔しています。

■その他の特化型REITと総合型REIT

この他には、ホテル特化型REITや住居特化型REIT、医療・介護施設特化型REITなど様々な特化型REITがありますが、なるべくリスクを抑えたポートフォリオを組みたい場合には総合型REITがいいかもしれません。

総合型は投資物件の種類を幅広く網羅するREITで、多種類の物件がバランスよく組み入れられています。例えば、東京を中心とした野村不動産マスターファンド投資法人<3462>や東急リアル・エステート投資法人<8957>があります。

いずれも前述のオフィスビル特化型REITよりも早く株価が回復しており、リスク分散の効果が表れていると見ることができそうです。

kabumado20210607reit-7.png

資産運用の新たな楽しみに

株式市場で不動産投資ができるREITには、株式とはひと味違った面白さがあります。ただし、REITならではのリスクや注意点も当然ありますので、メリットとデメリットを十分に理解したうえで、新しい投資先として検討してみるのもいいのではないでしょうか。

ちなみに、アメリカ株投資をしている人であれば、アメリカのREITを購入することができます。日本のREITよりも種類が多く、森林REITやデータセンターREIT、刑務所REITなど珍しい商品もいろいろとあるようです。

アメリカをはじめ今後も人口増大が予想される国ではREIT市場にも期待できるため、海外市場のREITをのぞいてみるのも面白そうです。

2021/04/21

[執筆者]
山口 伸(やまぐち・しん)
化学メーカー勤務の研究開発職。平日は研究に没頭するが、お金や資産運用にまつわる話が好きで、休日は資格を活かした副業と株式投資にいそしむ。趣味は街歩きと読書。

※当記事は「株の窓口」の提供記事です
kabumado_logo200new.jpg

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

中国、米と対話促進の用意 「レッドライン」は堅持=

ワールド

金融市場に大きな変動、極めて高い緊張感持ち注視=木

ビジネス

中東情勢を注視、中心的見通し実現すれば政策金利引き

ビジネス

焦点:中東緊迫で「現金が王様」に、株・債券・金下落
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られる」衝撃映像にネット騒然
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 6
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 7
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 8
    人気の女性インフルエンサー、「直視できない」すご…
  • 9
    イランへの直接攻撃は世界を変えた...秩序が崩壊する…
  • 10
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 5
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 6
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 9
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 10
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中