最新記事

株の基礎知識

株式投資で「必ずやらなければいけない」本当に大切なこと

2020年8月17日(月)18時15分
岡田禎子 ※株の窓口より転載

nopparit-iStock.

<人は感情的な生き物で、なかなか損失を受け入れることができないもの。だが投資の世界には、絶対に損切りできる方法がある>

後悔は、先にも後にも立たない

「あのときこうしていれば......」という後悔は、誰にでも1つや2つあるものです。仕事でも、恋愛でも、もしもあのとき、別の選択をしていたなら......、別の扉を開けていたなら......、今の自分は違っていたのかも。

株式投資で後悔することのひとつは、「さっさと売っておけば、こんなに損をせずに済んだのに......(涙)」というもの。せっかく儲かると期待した株で損を出してしまい、ひとり激しく後悔するのです。

でも、相場では後悔する暇などありません。次の新しい銘柄が、あなたを待っています。

こうして株は「塩漬け」される

まずは、大きな損失を抱えてしまう典型的なパターンをご紹介しましょう。

ゲームが大好きなAさん。ゲーム会社Gが新しいスマホゲームをリリースすると知り、「これは絶対人気が出るに違いない」とG社株を1,000円で100株、10万円分購入しました。

G社は予定通りに新ゲームをリリース。Aさんの期待通り、株価は1,500円まで上昇します。この時点で5万円のプラス。うれしくてたまらないAさんは、「もっと上がるはず」と信じて、G社株を売らずに持ったままにしておきます。

株価が2,000円になれば10万円の儲けになるから、そのお金で家族で温泉でも行こうかな......と思っていた矢先、G社の株価が大きく下がり、900円になってしまいました。これで1万円のマイナス。たった1万円の損にもかかわらず、Aさんは大ショックを受けます。

しかし気持ちを切り替えたAさんは、「また上がるはず」と期待して、やはりG社株を持ったまま、売らないでおくことに決めました。

その後、G社株はしばらく小刻みに上下しましたが、結局そのままズルズルと下落していき、とうとう500円に。投資金額から半分になってしまいました。心底がっかりしたAさん。株価を見るのも嫌になり、G社株はそのまま「塩漬け株」となりました。

野菜や魚介類など腐敗しやすいものを食塩につけて長期保存する塩漬け。株の世界では、株価が下がっているのに売るに売れないまま長期で持つ状態を、この塩漬け状態に喩えます。株式投資において「やってはいけないこと」のひとつです。

【関連記事】コロナで高値更新の意外な3銘柄 買うべきか、買わざるべきか?

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

中国こそが「真の脅威」、台湾が中国外相のミュンヘン

ワールド

米中「デカップリング論」に警鐘、中国外相がミュンヘ

ビジネス

ウォルマート決算や経済指標に注目、「AIの負の影響

ワールド

ドバイ港湾DPワールドのトップ辞任、「エプスタイン
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 2
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活動する動画に世界中のネット民から賞賛の声
  • 3
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワートレーニング」が失速する理由
  • 4
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 5
    それで街を歩いて大丈夫? 米モデル、「目のやり場に…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 8
    世界市場3.8兆円、日本アニメは転換点へ――成長を支え…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 6
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 7
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 8
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 9
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 10
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中