とはいえ道のりは険しそうだ。水素ベースの技術と鉄鋼生産はまだ未熟でコストがかかる。生産と消費の拡大には高水準の継続的投資が必要だ。それでも水素に切り替えれば他のクリーンエネルギーに比べて産業カーボン・ニュートラル(CO2排出量が実質ゼロ)を達成するためのコストを20~60年で2兆ドル近く節約できると専門家は見積もっている。
こうした流れを持続させるカギは中央・地方レベルの政府の支援だろう。30年までにCO2排出量ピークアウト、60年までにカーボン・ニュートラル実現という国家目標はグリーン水素技術の実験に対する経済的支援の継続を迫り、鉄鋼各社は不確実な水素技術の応用に投資するリスクを許容しやすくなるだろう。
鉄鋼業界のグリーン化は中国の低炭素経済への移行に大きく影響する。今後数十年の進み具合は世界全体の温暖化対策のカギでもある。
From thediplomat.com
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