最新記事

コミュニケーション

今どきの職場では必須となった「1on1」のスキル...話題に困らないコツとは?

2022年3月7日(月)10時51分
flier編集部
1on1

itakayuki-iStock

<人材と組織のやる気を引き出し活性化を促すのに、もはや不可欠と見なされるようになった「1on1ミーティング」の極意を学べる3冊の本>

ここ数年で急速に知られ、多くの組織で取り入られるようになった「1on1ミーティング(以下、1on1)」。リモートワークの普及により、上司と部下の関係強化や情報共有のために、ますます広がりつつあります。

1on1をうまく進めるスキルがないと、部下からの信頼を失ってしまったり、お互いの貴重な時間を無駄にしてしまったりすることも。今回は、あなたの1on1スキルを上げてくれること間違いなしの3冊をご紹介します(この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)。

1on1を学ぶならまずこの1冊

220304fl_ooo02.jpg

ヤフーの1on1
 著者:本間浩輔
 出版社:ダイヤモンド社
 flierで要約を読む

1on1といえばこの本、『ヤフーの1on1』を思い浮かべる方も多いでしょう。本書では、1on1をいち早く取り入れ、組織を活性化したヤフーの取り組みを通して、1on1のすべてを学べます。

その内容は、1on1の目的から1on1がもたらす効果、1on1における「働きかけ」のコツまで。これから1on1を取り入れたいと考えている方はもちろん、実践しているもののうまくいかない方、1on1をよりよい場にしていきたい方にとっても、これ以上ない一冊となっています。

言いにくいことをうまく伝える

220304fl_ooo03.jpg

フィードバック入門
 著者:中原淳
 出版社:PHP研究所
 flierで要約を読む

部下育成のために、1on1の場でうまくフィードバックしたい――。そんな方におすすめしたいのが『フィードバック入門』です。

本書には、フィードバックに最適なタイミングや部下のタイプごとのフィードバック法など、実践的なアドバイスが満載。部下のことを思うなら、相手にとって耳が痛いこともうまく伝えなければなりません。適切なフィードバックで部下の才能を引き出すために、ぜひ手に取ってみてください。

自分ばかり話してしまう人には

220304fl_ooo04.jpg

対話型マネジャー
 著者:世古詞一
 出版社:日本能率協会マネジメントセンター
 flierで要約を読む

口下手で、1on1の場でうまく話せない。逆に、せっかくの1on1なのに自分ばかりが話してしまう。そんな方には『対話型マネジャー』がぴったりです。

本書で紹介されるのは 「業務」「個人」「組織」の3つをそれぞれ「現在」「過去」「未来」の時間軸で分けた「すり合わせ9ボックス」。このメソッドを活用すれば、話題に困ったり、一つの話題に偏ったりすることなく、確認すべきポイントについて一つひとつ話していけるはずです。

1on1に役立つ本を3冊、ご紹介しました。組織づくりに関心がある方は、ぜひこちらの特集も参考にしていただけたら幸いです。

flier編集部

本の要約サービス「flier(フライヤー)」は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだりしただけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。

通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されているほか、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。

flier_logo_nwj01.jpg

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、米軍制服組トップ解任 指導部の大規模刷

ワールド

アングル:性的少数者がおびえるドイツ議会選、極右台

ワールド

アングル:高評価なのに「仕事できない」と解雇、米D

ビジネス

米国株式市場=3指数大幅下落、さえない経済指標で売
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 4
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 5
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 6
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 7
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 8
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 9
    メーガン妃が「アイデンティティ危機」に直面...「必…
  • 10
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ...犠牲者急増で、増援部隊が到着予定と発言
  • 4
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 9
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 10
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 10
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中