最新記事

アメリカ企業

米マクドナルド、第2四半期の業績急拡大 BTSセットが後押し

2021年7月29日(木)08時24分
マクドナルドの看板

米マクドナルドが28日発表した第2・四半期決算(6月30日まで)は、売上高や利益が急増し、市場予想を上回った。写真はBTSミールのCMから McDonald's / YouTube

米マクドナルドが28日発表した第2・四半期決算(6月30日まで)は、売上高や利益が急増し、市場予想を上回った。店舗の再開に加え、韓国アイドルグループ、BTS(防弾少年団)とのコラボレーション商品を投入したことなどが業績を後押しした。

今年度の世界的な売上高の伸びは10%台半ばから後半になると予想。従来は10%台半ばを見込んでいた。また、インドで最初に確認された感染力の強い新型コロナ変異ウイルス「デルタ株」のまん延で不透明感が根強いと強調した。

株価は午前の取引で約2.5%安。

世界の既存店売上高は40.5%急増し、コロナ禍に見舞われる前の2019年の水準を2四半期連続で上回った。市場予想は39.81%増だった。

同社は「『BTSミール』が顧客の来店を促し、主力メニューの一つであるチキンマックナゲットの売り上げに大きく貢献した」と指摘。 ケンプチンスキー最高経営責任者(CEO)は、米欧で労働力不足が深刻化しており、店舗を運営するスタッフの確保も「難しい」と述べた。

米国の既存店売上高は25.9%増加。19年との比較でも15%近く伸びた。リフィニティブのアナリスト予想平均は23.84%増。

総売上高は57%増の58億9000万ドル。前年同期はコロナ制限に伴い30%落ち込んでいた。

純利益は22億2000万ドルと約4倍増。1株利益は2.37ドルと、予想の2.11ドルを上回った。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2021トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

BTSミールのCMより McDonald's / YouTube


【話題の記事】
・ルイ・ヴィトン×BTSが炎上した訳、ARMYたちを憤慨させた「メンバー外し」
・BTSのジミンに憧れ整形手術18回、英国人は念願の韓国人になれたのか?
・BTSの朝鮮戦争めぐる発言で中国ネット民が大炎上 「ARMY」が襲われるなど波紋広がる



今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

SUBARU、米関税で4━9月期純利益44%減 2

ワールド

高市首相の台湾有事巡る発言、中国「両岸問題への干渉

ワールド

台風26号、フィリピンで4 人死亡 週半ばに台湾へ

ワールド

EXCLUSIVE-米FBI長官、中国とフェンタニ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 2
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一撃」は、キケの一言から生まれた
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    レイ・ダリオが語る「米国経済の危険な構造」:生産…
  • 8
    「非人間的な人形」...数十回の整形手術を公表し、「…
  • 9
    「爆発の瞬間、炎の中に消えた」...UPS機墜落映像が…
  • 10
    中年男性と若い女性が「スタバの限定カップ」を取り…
  • 1
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 7
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 8
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 9
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 10
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中