画面をいくつ開いても快適作業、
究極のデスクトップ整理ソフト
「ウィンドウズページャー」は1台のマシンで4つのデスクトップを使いこなせる優れものフリーソフト
ストレスなし これなら仕事もはかどること請け合い?(WindowsPagerのデモ画面)
こんな私のことを笑わば笑え。この原稿を書いている今この瞬間、私はパソコンの画面上にそれぞれ10個以上のタブを抱えた8つのグーグルクロームを開いている。他にもワード文書が3つ、エクセルシートが1つ、ノートパッドが1つ、スカイプ、インスタントメッセンジャー、iTunes、Picasa、それにファイルをいくつかと電卓ソフト。
「お前は正気か」と言う声が聞こえてきそうだ。なぜなら、それが先月、私のパソコンは数百のタブを同時に開いておくことができる優れものだとブログに書いたときの読者の反応だったから。ある男性は「200のタブだって? あなたは頭がおかしいか嘘つきだ」と書いてきた。この彼のコメントはまだマシなほうだ。
私は嘘はついていないし、自分の頭がおかしいとも思いたくない。パソコンでウィンドウをたくさん開いたら稼動超過になるだろう、画面上にウィンドウがめちゃくちゃに表示されている状態で作業するなんてとんでもなく非効率だ、と思うのはもっともだ。だが実際のところ、私が見つめているこの画面は非常に美しい。画面には、ワード文書とグーグルクロームが1つずつ開いているだけなのだから。
他のウィンドウはどこにいったのかって? 答えは私のパソコンの他のデスクトップの中。クリック1回でたどり着くことができる3つのまったく別々のワークスペースの中だ。
言ってみれば、これは4つのパソコンで同時に作業しているようなもの。1つのウィンドウの作業を終えたり、しばらく離れたくなったら、新しいまっさらなワークスペースに移動してまた最初から新しいウィンドウを開けばいい。さっきまで使っていた画面に戻ることも簡単だ。
こんなに素晴らしいものがあるだろうか。たくさんのアプリケーションを瞬時に、しかも同時に開くことができる。パソコンの画面やタスクバー、それに私の頭の中はきれいに整頓されたままで。
コンピュータ好きなら、私が話していることは新しくもなんともないと分かるはずだ。複数のワークスペースをもつことを指す「バーチャルデスクトップ」という概念は、パソコンが普及し始めたころに生まれたものだ。
クリック1つで別のデスクトップにジャンプ
リナックスにもマックにもバーチャルデスクトップ機能があるが、なぜかあまり受け入れられてこなかった。マックにはSpaceというバーチャルデスクトップ機能があるが、アップルの怠慢ですっかり日陰者扱いされている。恥ずべきことだ。
私のパソコンのウィンドウズ7では、「ウィンドウズページャー(WindowsPager)」というプログラムを使えばバーチャルデスクトップが手に入る。すぐにダウンロードできるし、直感的に簡単に使いこなせて何よりもタダだ。ウィンドウズ・ビスタやウィンドウズXP、ウィンドウズ2000でも使える。(他にもウィンドウズで使えるバーチャルデスクトップのプログラムはこちら)