プレスリリース

カレンダーアプリを用いた「脳の健康状態推定による健康維持増進」の実証研究の開始

2022年04月18日(月)07時00分
世界で3,400万以上のダウンロード実績を持つカレンダーアプリ「ジョルテ」を提供する株式会社ジョルテ(以下:ジョルテ)は、国立大学法人東京工業大学(東京都目黒区、学長:益 一哉)科学技術創成研究院 小池康晴研究室及び一般社団法人ブレインインパクト(理事長:山川 義徳、以下:ブレインインパクト)支援の下、日々のヘルスケアデータを蓄積するカレンダープラットフォームによる脳の健康状態推定、及び脳の健康状態をきっかけとした行動変容の促進を実現する研究を2022年春より開始することをお知らせいたします。

本実証研究では、ブレインインパクトが推進するBHQプロジェクト*1の成果を基にジョルテは運動量や心拍といった日々のヘルスケアデータを含むカレンダー情報が脳の健康状態へどのような影響を及ぼすのかを分析し、脳の健康状態を予測するAIを構築します。

ジョルテでは、Apple WatchやFitbit等日々の行動履歴をカレンダープラットフォームに収集し、カレンダープラットフォームに含まれるデータから脳の健康状態を推定することで、ユーザーの皆様が手軽に脳の健康状態の推移をモニタリングし、脳の健康を意識した生活を送れるようになることを目指します。

なお、本実証研究では、研究にご協力いただける方々を募集しています。(お問い合わせはページ下部の「本実証研究に関するお問い合わせ先」まで)

*1 BHQプロジェクト:脳の健康管理指標BHQ(Brain Healthcare Quotient)を活用し脳の健康状態の可視化を軸として、様々な活動や環境と脳の健康との関連性について、一般社団法人ブレインインパクトが産学公連携で研究推進及び社会実装に向けた支援を実施しています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/305667/LL_img_305667_1.png
実証実験イメージ


■背景
BHQプロジェクトでは、これまでも脳の健康管理指標BHQ(Brain Healthcare Quotient)を活用し脳の健康状態の可視化を軸として、様々な活動や環境と脳の健康との関連性を研究してまいりました。

ヘルスケアデバイスの普及に伴い、個人の運動量や心拍数等の生体データは手軽に取得できるようになりましたが、脳の健康については、誰もがよくしたい指標であるものの、測定のしにくさから、日常的にモニタリングする指標としては活用されていませんでした。

そこで、ジョルテはヘルスケアデバイスのデータを集約したカレンダープラットフォーム内でAIが自動的にBHQを推定することで、普段お使いのカレンダーアプリで予定を管理するついでに脳の健康管理をするアプリを目指します。

また本実証研究後、ジョルテはこれから訪れる人生100歳時代を鑑み、より充実した人生をより豊かに過ごすための健康管理サービス事業の展開を進めていきます。これまでのカレンダー事業を軸とした日々の予定管理サービスの中で健康記録と生活改善を促進するための日課管理を含めた新サービスの創出を目指してまいります。


■実証研究の目的
本実証研究では、Apple WatchやFitbit等日々の行動履歴を収集したカレンダープラットフォームから脳の健康状態へどのような影響を及ぼすのかを分析し、カレンダーデータから脳の健康状態を予測するAIを構築します。


■実証研究の概要
ジョルテは、一般社団法人ブレインインパクト(理事長:山川 義徳、以下:ブレインインパクト)支援の下、Apple WatchやFitbitを介してAIにより脳の健康状態を推定し、脳の健康状態を介した行動変容を可視化する研究を実施いたします。

本実証研究は、2022年5月中旬に開始を予定しており、脳の健康を軸とした幅広い年代の方を対象とした横断的な研究実施を予定しています。
お使いのヘルスケアデバイスのデータと幅広い年齢層のMRIを利用した脳の健康状態の関係を分析するために、東京都在住の20歳~64歳でApple Watchをご利用の方は本研究にお力添えいただけますと幸いです。ジョルテアプリご利用の有無は問いません。

本研究においてブレインインパクトは、BHQを活用した研究の監修や研究に参画いただける各関係機関との調整を実施し、本実証研究を推進します。


■研究協力者の募集
ジョルテでは本実証研究にご協力いただける方を募集しております。以下条件に該当する方で本取り組みや脳の健康に関してご関心のある皆様は以下の窓口までお問い合わせください。

◎本実証研究にご協力いただける方の簡易要件
・東京都在住(東京都目黒区大岡山まで自費でお越しいただける方)
・20歳~64歳
・Apple Watchを1カ月以上、かつ日常的にご利用中でヘルスケアデータをご提供可能な方
※利用したデータは本研究以外の目的には一切使用しません。
・MRIによる撮像が可能な方(体内に金属が含まれない方等)
※MRI撮影当日はコンタクトレンズや着脱式の人口歯などは外していただき、化粧も落としていただくようにお願いをしております。
・ジョルテアプリご利用の有無は問いません。

◎本実証研究にご協力いただけると...
・ご参加いただいた方にはMRIによって撮像したBHQレポート(MRIを用いた脳計測による「脳の健康状態」の分析指標)をお渡しいたします。
・BHQレポートによって、同年代の平均数値と比較した「脳の健康状態」や継続的に数値を計測することで「脳の健康状態」の経年推移が分かります。
※通常、MRI計測を通じてBHQを測定すると約5万円かかります。
※本実証研究で取得したデータは、個人情報との紐づけや個人を特定しての活用はございません。

(ご参考)BHQレポートとは:

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/305667/LL_img_305667_2.png
BHQレポート


■本実証研究に関するお問い合わせ先
株式会社ジョルテ
募集サイト: https://www.jorte.com/business/lp_bhqproject.html
※上記募集サイトよりご応募ください。


■カレンダーアプリ「ジョルテ」(無料): https://www.jorte.com/#download
世界3,400万以上のダウンロードの実績を持つ人気の無料カレンダーアプリです。表示形式や配色、フォント、キャラクターデザインを選べるなど豊富なカスタマイズ機能により、趣味や用途に合わせた使い方ができるのが特長です。家族や恋人、職場など、グループでの共有も可能で、プライベートにも仕事にも便利に活用できます。


■一般社団法人ブレインインパクトについて
一般社団法人ブレインインパクトは脳の健康管理指標BHQ(Brain Healthcare Quotient)に関連する各種取り組みについての国際標準化活動を推進すると共に、脳情報のデータベースを公的共用リソースとして提供しています。なお、ブレインインパクト理事長の山川は以下役職も兼務しています。

・東京工業大学科学技術創成研究院バイオインターフェース研究ユニット特定教授
・京都大学オープンイノベーション機構産業創出学共同研究部門客員教授
・神戸大学産官学連携本部客員教授


■国立大学法人東京工業大学について: https://www.titech.ac.jp
国立大学法人東京工業大学は、創立から140年を越える歴史をもつ国立大学であり、日本最高の理工系総合大学です。世界を舞台に科学技術の分野で活躍できる人材の輩出と地球規模の課題を解決する研究成果によって社会に寄与し、長期目標である「世界最高の理工系総合大学」の実現を目指しています。


※「ジョルテ」は、株式会社ジョルテの商標又は登録商標です。
※その他、記載されている会社名や商品名などは、各社の商標又は登録商標です。


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