最新記事
シリーズ日本再発見

在宅勤務ニッポンで増える「在宅休憩」の悩み

2020年06月22日(月)16時05分
西田嘉孝

カカオ本来のナッティな風味や、フルーティな香り、またミルクのコク深さなど、ひとくち食せばそれぞれに異なる繊細な味わいが感じられる。そんな「明治 ザ・チョコレート」には、3袋に小分けされた板チョコタイプ(想定小売売価:各220円・税別)の他、ビター2種類とミルク2種類がそれぞれに食べ比べられるアソートパウチ(想定小売売価:各210円・税別)も。

japan20200622zaitaku-2.jpg

4種類のフレーバーで展開されている「明治 ザ・チョコレート」。ビター系とミルク系がそれぞれ楽しめるアソートパウチもある(写真はビターアソートパウチ 40g)

「ひとくちサイズで梱包されているアソートパウチは、特にデスクワークにぴったり。美味しいチョコレートをご褒美に、次の休憩ではこの味を食べようと決めて作業をするなど、仕事にメリハリをつけることにも役立っています」と、小川さんは言う。

健康や美容を意識する女性に人気のハイカカオチョコレートは、甘ったるいチョコレートが苦手な男性にもぜひ試してもらいたい。お気に入りの味わいに出合えれば、きっと「テレワーク太り」に悩むビジネスパーソンの素晴らしい相棒になるはずだ。

自宅の「たばこ休憩」ではにおいに注意

また、家族や恋人と一緒に住む人であれば、テレワークでパートナーと過ごす時間がおのずと増えることで「コロナ離婚」のような問題を引き起こしてしまうケースもある。

マーケティング支援事業を行うパイルアップの調査では、20〜59歳のパートナーと暮らす1600人(本人もしくはパートナーが喫煙者)のうち、45.6%の人が「この1ヶ月で2人とも在宅時間が増えた」、30%の人が「パートナーと自分のどちらか一方の在宅時間が増えた」と回答。そのうち「自宅で過ごす時間が増えたことでストレスを感じている」人は、男性で82.7%、女性では89.5%にもなっている。

そうしたストレスの解消法を見ると、女性では「たくさん寝る」と回答した人が37.0%で最多なのに対し、男性では「喫煙する」という回答が36.3%でトップ。

奇しくも今年の4月1日からは改正健康増進法が全面施行となり、原則屋内禁煙がすべてのオフィスで義務づけられた。その上、コロナ感染防止を目的に、今は多くの屋外喫煙所が閉鎖されている。だが在宅勤務であれば、そんな制限はなし。喫煙者にとって気兼ねなくたばこを吸える自宅は天国かもしれないが、それがまたパートナーとの関係悪化を招きかないので注意が必要だ。

マーケティングリサーチ事業などを行うアダプティブが夫婦を対象に実施した調査によると、「家の中でたばこを吸われると『におい』が気になるか」という質問に対し、パートナーが紙巻たばこを吸う場合は58%が、加熱式たばこを吸う場合は22%の人が「気になる」と回答。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

豊田織機の非公開化報道、トヨタ「一部出資含め様々な

ビジネス

中国への融資終了に具体的措置を、米財務長官がアジア

ビジネス

ベッセント長官、日韓との生産的な貿易協議を歓迎 米

ワールド

アングル:バングラ繊維産業、国内リサイクル能力向上
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは? いずれ中国共産党を脅かす可能性も
  • 3
    トランプ政権の悪評が直撃、各国がアメリカへの渡航勧告を強化
  • 4
    健康寿命は延ばせる...認知症「14のリスク要因」とは…
  • 5
    アメリカ鉄鋼産業の復活へ...鍵はトランプ関税ではな…
  • 6
    関税ショックのベトナムすらアメリカ寄りに...南シナ…
  • 7
    ロケット弾直撃で次々に爆発、ロシア軍ヘリ4機が「破…
  • 8
    ロシア武器庫が爆発、巨大な火の玉が吹き上がる...ロ…
  • 9
    ビザ取消1300人超──アメリカで留学生の「粛清」進む
  • 10
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 3
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初期に発見される
  • 4
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 5
    女性職員を毎日「ランチに誘う」...90歳の男性ボラン…
  • 6
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 7
    『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』は必ず…
  • 8
    自宅の天井から「謎の物体」が...「これは何?」と投…
  • 9
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 10
    トランプ政権はナチスと類似?――「独裁者はまず大学…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 8
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 9
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中