楠田悦子

モビリティのこれから

担い手不足解消へ ローカル線の低コスト自動運転とBRT化で変わる地方の移動

2022年08月30日(火)13時05分
地方の電車

ローカル線の存廃問題解決の一助に(写真はイメージです) MASAHIKO NARAGAKI-iStock

<運転士や保守作業の係員不足などの問題を背景に、鉄道への自動運転システム導入に関する議論が進みつつある>

バスやタクシー同様、鉄道の担い手不足も深刻だ。乗客の減少とそれに伴って廃線問題が深刻化している。クルマの自動運転に関心が集まる一方、鉄道の自動運転については国土交通省の中で検討会が立ち上がるなど議論が進みつつあるが業界内にとどまっている。

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プロフィール

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楠田悦子

モビリティジャーナリスト。自動車新聞社モビリティビジネス専門誌『LIGARE』初代編集長を経て、2013年に独立。国土交通省の「自転車の活用推進に向けた有識者会議」、「交通政策審議会交通体系分科会第15回地域公共交通部会」、「MaaS関連データ検討会」、SIP第2期自動運転(システムとサービスの拡張)ピアレビュー委員会などの委員を歴任。心豊かな暮らしと社会のための、移動手段・サービスの高度化・多様化とその環境について考える活動を行っている。共著『最新 図解で早わかり MaaSがまるごとわかる本』(ソーテック社)、編著『「移動貧困社会」からの脱却 −免許返納問題で生まれる新たなモビリティ・マーケット』(時事通信社)、単著に『60分でわかる! MaaS モビリティ革命』(技術評論社)

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