コラム
外交官の万華鏡 河東哲夫

河東哲夫

(かわとう・あきお)外交アナリスト。
外交官としてロシア公使、ウズベキスタン大使などを歴任。メールマガジン『文明の万華鏡』を主宰。著書に『米・中・ロシア 虚像に怯えるな』(草思社)など。最新刊は『日本がウクライナになる日』(CCCメディアハウス)  <筆者の過去記事一覧はこちら

外交官の万華鏡 河東哲夫

アメリカの対中優位は揺るがないのか......「旧友」ジョセフ・ナイ教授との議論

<外国から領土や利権を得ようとするトランプ政権のやり方では、アメリカのソフトパワーも失われる> 本誌2月25日号に掲載された、「ソフトパワー

2025.03.15
外交官の万華鏡 河東哲夫

ウクライナ停戦は世界のパラダイムシフトを引き起こすのか

<トランプの「アメリカファースト」が、物事は取引と力で決めるという新たな時代へ世界を引きずり込む> ウクライナ停戦のプロセスが、ぎしぎしと音

2025.02.28
外交官の万華鏡 河東哲夫

日本でも世界でも、公共事業で整備された近代インフラは老朽化でもう限界

<高度成長期に整備された日本各地の近代インフラはとっくに老朽化している> 1月28日に埼玉県八潮市で道路が陥没し、トラックが落ちて運転手はま

2025.02.14
外交官の万華鏡 河東哲夫

不法移民追放、仮想通貨の規制緩和......トランプ2.0の米経済に忍び寄る「リーマン2.0」

<現状に不満を抱える層を丸め込むためのトランプの経済政策は金融危機の引き金になりかねない> いよいよ「待望」のトランプ2.0。「アメリカを再

2025.02.04
外交官の万華鏡 河東哲夫

ゼレンスキー主演『国民の僕』あらすじから占う、2025年ウクライナ情勢と停戦後の命運

<主演ドラマでは、大統領になった後、陰謀で投獄の憂き目に遭い......。トランプは停戦を迫り、欧州もウクライナの防衛責任を負いたくない。停

2025.02.01
外交官の万華鏡 河東哲夫

駐留米軍は本当に必要なのか? 戦後80年の日米関係を棚卸しせよ

<トランプ次期米大統領の就任でアメリカが「ならず者外交」に回帰するかもしれない今年は日米関係をゼロから見直す良い機会> 新年早々、筆者は沖縄

2025.01.14
外交官の万華鏡 河東哲夫

金正恩の「運勢」は、ロシアへの兵士派遣と韓国政治の混乱で最高潮...それでも日本は慌てる必要なし

<トランプ再選と尹錫悦大統領のオウンゴールという2つのチャンスを生かして、核保有国として半島の覇者に?> 北朝鮮は2024年、兵士や砲弾をロ

2025.01.09
外交官の万華鏡 河東哲夫

2025年の世界を「枠」を外して考えてみると......

<2025年の最大の波乱要因は2期目のトランプ政権だが、日本にとっては朝鮮半島の不安定化も大きな懸念材料だ> トランプ再登板のことばかり考え

2024.12.23
外交官の万華鏡 河東哲夫

来年に向けて日本人の一番の薬は「マゾ的思考」をやめること

<日本で騒ぐほどドイツ経済もインド経済も順風満帆ではない> 今年もビッグニュースの連続だった。やれドイツが、そしてインドが日本をGDPで抜い

2024.12.14
外交官の万華鏡 河東哲夫

トランプ2.0、強気の「MAGA」が逆目に出る時

<2期目の経済政策で金利が上昇すれば、アメリカで大規模な不況が起きかねない> トランプ2.0(第2期政権)で、筆者は「怖いもの見たさ」の心境

2024.11.26
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

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