コラム
外交官の万華鏡 河東哲夫

河東哲夫

(かわとう・あきお)外交アナリスト。
外交官としてロシア公使、ウズベキスタン大使などを歴任。メールマガジン『文明の万華鏡』を主宰。著書に『米・中・ロシア 虚像に怯えるな』(草思社)など。最新刊は『日本がウクライナになる日』(CCCメディアハウス)  <筆者の過去記事一覧はこちら

外交官の万華鏡 河東哲夫

「またトラ」でウクライナ停戦が成立すれば、北朝鮮兵が平和維持軍に?

<トランプはウクライナ戦争を「1日で止める」と豪語するが、西側が停戦を望んでいることは明らかだ> 今は日本もドイツもフランスも、少数与党政権

2024.11.12
外交官の万華鏡 河東哲夫

中国経済が失速しても世界経済の底は抜けない

<中国は巨大市場と言われるが民間消費はアメリカの半分以下。経済タカ派もハト派も皆、中国を買い被りすぎている> 「スタグフレーション」がやって

2024.10.22
外交官の万華鏡 河東哲夫

「焦げたアンパンマン」? 石破首相はワルになれ!

<旧派閥や党有力者の間の相克をあおって利用するくらいの策略家に徹すれば政権は長持ちする> 石破茂氏が首相になった。三白眼(さんぱくがん)で虚

2024.10.08
外交官の万華鏡 河東哲夫

強権政治家、故フジモリ大統領を礼賛した日本社会のリーダー像

<「世の中の全ての問題を有能な政治家が1人で解決できる」と考えるのは有害な妄想だ> 9月27日に自民党総裁選が投開票される。政治資金問題と違

2024.09.26
外交官の万華鏡 河東哲夫

テレグラムCEOドゥロフは、国境を突き破るIT巨人

<今回の逮捕劇は「言論抑圧」ではなく、テレグラムが国家の規制を突き破っているところに問題があった> 8月24日、ロシア発の世界的SNSプラッ

2024.09.06
外交官の万華鏡 河東哲夫

日本にキレるロシアには大人の対応を

<北朝鮮のミサイルや台湾有事に備える日本の動きを見て、警戒心を高めるロシアの勘違い> 自国領土であるクルスク州の一部をウクライナ軍に制圧され

2024.08.24
外交官の万華鏡 河東哲夫

米経済の立て直しには「根本治療」が必要だ

<ハリスの登場でトランプの「復讐劇」は終焉を迎えた> 不当に政権から追われたと主張するトランプの復帰合戦は、バイデンという標的が消えたことで

2024.08.01
外交官の万華鏡 河東哲夫

元気な企業を見てみれば、日本の実像はそんなに悪くない

<「日本は円安で貧しくなった」という言説が流行しているが> この頃、日本はGDPでドイツに抜かれた、インドにも抜かれるだろう、購買力平価では

2024.07.09
外交官の万華鏡 河東哲夫

日本に迫る政党の「ガラガラポン」

<産業革命以来の中産階級が崩れつつある現代、政党の存在は岐路に立たされている> 6月19日、北朝鮮を訪問中のロシアのプーチン大統領は、金正恩

2024.06.28
外交官の万華鏡 河東哲夫

ジョージアはロシアに飲み込まれるのか

<ロシアとジョージアの関係は、いろいろなことがねじれていて一筋縄ではいかない> カフカス地方のジョージア(グルジア)で、親ロシアの与党「ジョ

2024.06.15
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでいない」の証言...「不都合な真実」見てしまった軍人の運命
  • 4
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 5
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 6
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」…
  • 7
    プーチンはもう2週間行方不明!? クレムリン公式「動…
  • 8
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 9
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 10
    NewJeans生みの親ミン・ヒジン、インスタフォローをす…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 3
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 4
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 5
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 8
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 9
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 10
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 10
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中