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SBI証券の基本情報・メリット・手数料、NISA・iDeCoへの対応を解説
SBI証券の基本情報
SBI証券は、SBIホールディングスグループ傘下の証券会社。総合口座の開設数は1,200万口座を超えており、国内株式の個人取引のシェアはトップクラスである日本を代表するネット証券だ。株式(9ヵ国の外国株含む)、投資信託、債券、FX、先物オプション、CFD、金・銀・プラチナ、保険商品など、幅広い金融サービスを提供する。
SBI証券のメリット
取扱商品が非常に多い
SBI証券は国内でもトップクラスの取扱商品数を誇るネット証券である。その中でも外国株を例に挙げると、米国株の取扱数は5,000銘柄を突破している。さらに、中国株、韓国株、ロシア株、ベトナム株、インドネシア株、シンガポール株、タイ株、マレーシア株を取り扱い、最高レベルの水準である9ヵ国の外国株を取り扱っている。
総合的な外国株サービスの提供にかかわらず、他のネット証券と比較した時、取扱商品の幅広さではSBI証券がトップとなることが多い。総合力の高いネット証券といえる
手数料が業界最安水準
SBI証券は手数料において業界最安水準である。なぜなら、国内株式の取引手数料がすべて無料であるからだ。多くの証券会社で株式取引に手数料が発生する中でSBI証券は業界を牽引して手数料の引き下げを行っている。ネット証券の口座開設を考えており、手数料の安さを重視したい場合は、SBI証券で取引するとお得に利用しやすい。
SBI証券のデメリット
アプリの利用が複雑である
日本株と米国株のように、複数の種類の株式をスマホアプリで取引するためには、SBI証券では日本株用のアプリ「SBI証券 株 アプリ」と、米国株用のアプリ「SBI証券 米国株 アプリ」をダウンロードしなければならない。初心者を含む株式を気軽に取引したい人が多いスマホユーザーにとって、アプリの利用が少し複雑である点はデメリットといえる。
IPOの競争率が高い
ネット証券はシェアの高さがデメリットになることもある。SBI証券は口座開設者数が多いことからIPOの競争率が高くなりやすく、当選が難しくなる。ただし、SBI証券ではIPOに落選してもIPOチャレンジポイントが貯まり、ポイントを使用することで当選しやすくなることから、落選したとしても何度でも応募すれば当選確率を高められる。
SBI証券の手数料
株式(日本株)
SBI証券では、電子交付サービス申込済の場合に限り、日本株の取引手数料は0円である。PTS取引・IPO株・単元未満株(S株)の取引を含めた取引手数料が一律0円となっている。
株式(外国株)
米国株
・0.495%(税込)
・最低手数料:0ドル
・上限手数料:22ドル(税込)
中国株
・0.286%(税込)
・最低手数料: 51.7香港ドル(税込)
・上限手数料: 517香港ドル(税込)
韓国株式
・0.99%(税込)
・最低手数料: 9,900韓国ウォン(税込)
ロシア株式
・1.320%(税込)
・最低手数料:550ロシアルーブル(税込)
ベトナム株式
・2.2%(税込)
・最低手数料:1,320,000ベトナムドン(税込)
インドネシア株式
・1.1%(税込)
・最低手数料:261,800インドネシアルピア(税込)
シンガポール株式
・1.1%(税込)
・最低手数料:30.8シンガポールドル(税込)
タイ株式
・1.1%(税込)
・最低手数料: 837.1タイバーツ(税込)
マレーシア株式
・1.1%(税込)
・最低手数料:83.6マレーシアリンギット(税込)
投資信託
投資信託の申込手数料は原則として無料。投資信託に設定されている信託報酬、信託財産留保額は発生する。
債券
債券の購入手数料は無料。外貨建債券を取引する場合は為替スプレッドが発生する。
SBI証券のNISAへの対応
SBI証券のNISAでは日本株に限らず、米国株式・海外ETFの手数料も無料である。また、SBI証券はNISA口座の仮開設にも対応しており、最短2営業日でNISA口座での取引を開始できる。税務署の審査で重複開設が発覚した場合は、仮開設中のNISA口座を無効として一般口座の取引として扱われる。
SBI証券のiDeCoへの対応
SBI証券のiDeCoでは、定期預金、年金保険、80本を超える投資信託から掛金を積み立てる商品を選べる。選択肢の幅広さから何に投資して良いのか分からない初心者をサポートする「DC Doctor」と呼ばれるツールを提供しており、一人一人に合わせたiDeCoの運用方針を提案してくれる。iDeCoの手数料は以下の通りである。
加入時・移管時手数料:2,829円
口座管理手数料:171円(掛金を拠出しない場合は66円)
他の金融機関への移管手数料:4,400円
ネット証券ごとのiDeCoの違いは運用できる商品の種類となっているが、SBI証券はiDeCoで運用できる商品においても幅広いことから、選択肢を広く持ちたい人に向いている。
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