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岡三オンラインの基本情報・メリット・手数料、NISA・iDeCoへの対応を解説
岡三オンラインの基本情報
岡三オンラインは、準大手証券会社の岡三証券が提供するネットサービス。対面サービスを基本とする岡三証券とは異なり、岡三オンラインでは株式・投資信託・FX・CFD(暗号資産含む)をインターネットから取引できる。当初は岡三証券から独立した証券会社であったが、2022年1月1日に岡三証券と経営統合をした。
岡三オンラインのメリット
取引ツールの評価が高い
岡三オンラインが提供する取引ツール「岡三ネットトレーダープレミアム」は、専業トレーダーからも高い評価を得ている魅力的な取引ツール。具体的には、注文に対するスピート感、ユーザーの声を聞き日々進化していく機能がトレーダーから支持を集めている。
IPOに参加しやすい
岡三オンラインのIPOは事前入金が不要であり、口座に資金がなくても抽選に参加できる。IPOの抽選では申込時に入金を必要とする完全前受制を取っているネット証券が多いが、岡三オンラインでは抽選の参加に事前入金を必要とせず、資金を拘束されないため、IPOに参加しやすい。
岡三オンラインのデメリット
取扱商品の数や幅が少ない
岡三オンラインは、取引できる外国株の種類、取り扱いのある投資信託の数が少ないため、取引したい商品を取引できない懸念がある。一方で、中国株の取り扱いがある独自性もあるため、幅広く商品を取引するよりも要所で目的を定めて利用するネット証券と言える。
単元未満株の売買など一部の手数料が割高
岡三オンラインは他のネット証券と比較して、手数料が割高である取引が多い。例えば、単元未満株の取引では、約定代金で手数料が決まる仕組みであり、2万円以内であれば1注文で220円(税込)、10万円で660円(税込)、以降10万円追加ごとに660円(税込)である。単元未満株の売買手数料は無料であるネット証券もあるため、手数料の高さから一部の取引に適さない。
岡三オンラインの手数料
株式(現物取引)
現物株式 手数料(定額プラン)
1日の約定代金 手数料 200万円未満 0円 200万円以上 1,430円(税込)以降100万円追加ごとに加算 550円(税込)
現物株式 手数料(ワンショット)
1注文の約定代金 手数料 10万円まで 108円(税込) 20万円まで 220円(税込) 50万円まで 385円(税込) 100万円まで 660円(税込) 150万円まで 1,100円(税込) 300万円まで 1,650円(税込)以降100万円追加ごとに加算 330円(税込)【3,300円を上限】
現物株式の手数料プランは、定額プランとワンショットがあり、ワンショットでは200万円未満の約定代金にも手数料がかかる。200万円未満の少額取引では定額プランのほうが手数料を安くできるが、多額の取引で加算される手数料はワンショットのほうが少ないため、想定される約定代金から手数料の安いプランを検討したい。
株式(信用取引)
信用取引 手数料
1日の約定代金 プレミア プラチナ 通常 200万円未満 0円 0円 0円 200万円以上 0円 330円(税込) 1,100円(税込)岡三オンラインの信用取引では、取引状況に応じて超プレミア、プレミアゼロ、プラチナ、通常の4つに区分される。超プレミア、プレミアゼロは取引手数料が無料、プラチナは200万円を超えてから200万円追加ごとに330円(税込)の手数料が加算、通常は100万円追加ごとに330円(税込)の手数料が加算される。
投資信託
岡三オンライン証券では、投資信託の購入にかかる手数料がすべて無料となっている。ただし、各々の投資信託で設定されている信託報酬、信託財産留保金は負担する。
岡三オンラインのNISAへの対応
岡三オンラインはNISA口座の開設を受け付けている。NISA口座の取引では、国内株式の現物取引の取引手数料相当額を全額キャッシュバックする形で取引手数料の無料化を実現。
岡三オンラインで取り扱いのある株式・投資信託を成長投資枠、岡三オンラインで取り扱いのある商品かつ金融庁の指定する投資信託をつみたて投資枠で購入できる。
岡三オンラインのiDeCoへの対応
岡三オンラインは、iDeCoへの申し込みを運営管理機関である岡三証券に委託する形で受け付けている。よって、iDeCoから投資できる商品も岡三証券と共通している。加入しながら掛金拠出を行う場合の手数料は以下のとおりだ。
加入時:2,829円
毎月:171円(年金運用のみ:66円)
運用商品は定期預金、生命保険、債券・株式・不動産等を投資対象にするパッシブ・アクティブ運用の複数の投資信託が対象となっている。
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