最新記事
シリーズ 投資・資産運用
マネックス証券の基本情報・メリット・手数料、NISA・iDeCoへの対応を解説
マネックス証券の基本情報
マネックス証券は、マネックスグループが運営する証券会社。1999年に設立され、日興ビーンズ証券との経営統合を機会に持株会社に移行し、2010年5月にオリックス証券と合併している。株式(米国株・中国株含む)、投資信託、債券、FX、暗号資産CFD、先物オプション、金・プラチナ、私募ファンドなど、多種多様な金融サービスを提供する。
マネックス証券のメリット
外国株の取扱数が多い
マネックス証券は、米国株、中国株、海外ETFの取扱数が6,000を超えるため、ネット証券の中でもトップクラスの外国株の取扱数を誇る。株式投資の中でも外国株への投資中心に行いたい場合は選択肢を広く持てるため向いている。
銘柄の分析ツールが優秀
マネックス証券は、「銘柄スカウター」と呼ばれる分析ツールを日本株・米国株・中国株で提供している。売上高や営業利益など企業分析に必要な情報をグラフ表できるため、視覚的に理解しやすい。多数の銘柄から条件に合う銘柄を絞り込むスクリーニング機能によって手軽に銘柄を選定できる。個別株の分析に悩んでいる投資家に魅力的である。
投資信託の積立で得られるポイントの還元率が高い
マネックス証券では、マネックスカード投資信託の積立を行うと最大1.1%のポイント還元が受けられる。獲得できるポイントは1ポイント=1円単位のレートで使用できるマネックスポイントだ。投資信託の積立でポイント還元も考えるなら還元率の高さから有力な候補になる。
マネックス証券のデメリット
米国株・中国株以外の外国株に投資できない
マネックス証券は、米国株・中国株の取扱数は優秀であるが、その他の外国株の取り扱いがない。韓国株、ロシア株、アセアン株など複数の国の株式に投資したい場合は、外国株に強いネット証券として知られているものの、適さないため注意が必要だ。
独自ポイントサービスのマネックスポイントの使い道が少ない
マネックスポイントは、マネックス証券で投資信託を保有、マネックスカードの使用、各種キャンペーンの参加で貯まるポイントだ。しかし、利用方法は投資信託の買付、株式手数料への充当、暗号資産との交換とマネックス証券内のサービスでは限られている。dポイントやTポイントに交換できることから、他社ポイントサービスへの交換がメインの利用方法になりやすい。
マネックス証券の手数料
株式投資(日本株)
約定金額 |
現物取引手数料 |
信用取引手数料 |
5万円以下 |
55円(税込) |
99円(税込) |
5万円超10万円以下 |
99円(税込) |
99円(税込) |
10万円超20万円以下 |
115円(税込) |
148円(税込) |
20万円超50万円以下 |
275円(税込) |
198円(税込) |
50万円超100万円以下 |
535円(税込) |
385円(税込) |
100万円超150万円以下 |
640円(税込) |
385円(税込) |
150万円超3,000万円以下 |
1,013円(税込) |
385円(税込) |
3,000万円超 |
1,070円(税込) |
385円(税込) |
一日定額手数料コース ・約定金額100万円以下で550円(税込) ・100万円超で300万円ごとに2,750円(税込)を加算
取引毎手数料コースは1日の取引回数が少ない場合に有利であり、一日定額手数料コースは1日の取引回数が多い場合に有利である。予定する取引に合わせて、どちらの方が安いか手数料コースを検討する必要がある。
株式投資(米国株・中国株)
現物株式(米国株)
・最低手数料0米ドル
・約定代金の0.495%(税込)
・最大22米ドル(税込)
現物株式(中国株)
・最低手数料49.5香港ドル(税込)
・約定金額の0.275%(税込)
・最大495香港ドル(税込)
マネックス証券は、米国株の最低手数料が無料である。
投資信託
投資信託の申込手数料は無料。投資信託で設定されている信託報酬・信託財産留保額は負担が必要。
債券
債券の取引手数料は無料。ただし、外国債券の取引では為替手数料が発生する。
マネックス証券のNISAへの対応
マネックス証券のNISAでは、日本株・米国株・中国株の売買手数料が無料になる。米国株・中国株の売買手数料に関しては、後からキャッシュバックする形で実質無料としている。
また、マネックス証券でNISA口座を開設すると、期間限定でマネックスカードを利用した投資信託の積立でポイント還元率が優遇される恩恵がある。
マネックス証券 口座開設はこちら
マネックス証券のiDeCoへの対応
マネックス証券のiDeCoは、信託報酬などのコストの安い投資信託を厳選しており、元本確保型の商品である定期預金も利用できる。加入時手数料と毎月発生する手数料は以下の通りである。
加入時:2,829円
毎月:171円(年金運用のみ:66円)
iDeCoの購入商品に迷った場合は「iDeCoポートフォリオ診断」を提供しているため、無料でAIが考える最適な資産配分を診断してもらえる。
※当記事を経由して掲載各社のサービスに申し込むと、ニューズウィーク日本版がアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。
投資初心者へおすすめの入門コンテンツ
- 当サイトの記事や情報は、投資に関連する一般的な情報提供を目的としており、投資を推奨または勧誘する意図はございません。
- 投資には信用リスク、価格変動リスク、為替変動リスク、カントリーリスクなどが存在します、商品を購入または投資する際には、金融機関で提供される「目論見書」や「契約締結前の交付書面」などを必ず確認し、自己責任で判断してください。
- 当サイトに掲載された情報は参考情報に過ぎず、最終的な投資決定は各金融機関の提供情報を確認し、利用者自身の判断にお任せいたします。
- 掲載記事や情報に基づいて生じた損害について、当メディア運営会社や執筆者は責任を負いません。