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auカブコム証券の基本情報・メリット・手数料、NISA・iDeCoへの対応を解説

2024年07月01日(月)20時47分

auカブコム証券の基本情報

auカブコム証券の基本情報

auカブコム証券は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)とKDDIグループが連携するネット証券会社。1999年、日本オンライン証券とイー・ウィング証券が合併してカブドットコム証券となった。2019年、カブドットコム証券をauカブコム証券に改名し、現在に至る。株式(米国株含む)、投資信託、債券、FX、CFD、先物取引などの金融サービスを提供している。

auカブコム証券のメリット

1株から購入できるプチ株のサービスが充実している

auカブコム証券は、1株から株式を購入できるプチ株を提供している。プチ株では、Pontaポイントを投資に利用できるだけでなく、プレミアム積立を毎月500円以上1円単位で設定可能であり、国内株式に少額から積立投資できる。

1単元(100株)に満たないプチ株も株数に応じて配当が貰うことが可能であり、購入したプチ株が100株に到達した場合は単元化して、株主優待等の権利も得られる。

手数料の割引サービスが豊富である

auカブコム証券は、手数料の割引サービスが豊富である。例えば、携帯電話などの通信サービスをauで契約している人は、選択するコースに応じた手数料の優遇が受けられる。MUFG、KDDIなどの株式を保有している場合も、手数料割引の対象になる。

25歳以下の株式手数料無料に加えて、50歳以上を対象とするシニア割引もあるため、幅広い年代の人々が手数料においてお得に利用できるネット証券である。

グループ企業の恩恵を受けやすい

auカブコム証券は、手数料割引を含めてMUFG、KDDIなど株式を保有するグループ企業の恩恵を受けやすい。MUFGのグループ企業である三菱UFJモルガン・スタンレー証券はIPO株を幅広く取り扱っているが、auカブコム証券からも応募できる株式が多い。

KDDIで提供しているクレジットカードである「au PAYカード」で投資信託を購入するとPontaポイントの還元も受けられる。その他にもグループ会社の証券会社が提供するレポートなども無料で閲覧できるため投資情報を集めやすい。MUFGとKDDIの恩恵を同時に受けられる特有のメリットを持っている。

auカブコム証券のデメリット

米国株を含む外国株の取り扱いが少ない

auカブコム証券は、米国株以外の外国株の取り扱いがない。また、取り扱う米国株の種類も他のネット証券と比較して少ない。株式投資では国内株式への投資をメインに利用するネット証券であるため、外国株をメインに投資を考えているなら他のネット証券に口座開設を検討したい。

リアルタイム口座振替の対応金融機関が少ない

多くのネット証券では、特定の金融機関から入金するとリアルタイムで資金を反映するサービスを提供している。auカブコム証券にもリアルタイム口座振替があるが、対応金融機関がMUFG、KDDIの関連金融機関とみずほ銀行しかないため少ない。該当する金融機関の口座を持っていない場合や、メイン口座として利用していない場合は不便になりやすい。

auカブコム証券の手数料

日本株

ワンショット手数料コース
約定代金 現物手数料
5万円以内 55円(税込)
10万円以内 99円(税込)
20万円以内 115円(税込)
50万円以内 275円(税込)
100万円以内 535円(税込)
100万円超 約定金額×0.099%(税込)+99円(上限:4,059円)

1日定額手数料コース
約定代金 手数料
100万円以内 無料
200万円以内 2,200円(税込)
300万円以内 3,300円(税込)
400万円以内 4,400円(税込)
500万円以内 5,500円(税込)
500万円超 以降、100万円毎に1,100円加算

プチ株
約定代金の0.55%、最低手数料が52円。

信用取引
約定代金 手数料
10万円以内 99円(税込)
20万円以内 148円(税込)
50万円以内 198円(税込)
50万円超 385円(税込)
信用取引手数料は、大口優遇プランの場合は無料である。デイトレード信用取引を利用する場合も手数料は無料となっている。

米国株

・約定代金の0.495%(税込)
・最低手数料:0米ドル
・上限手数料:22米ドル


 

投資信託

購入時手数料は0円。ただし、投資信託ごとに設定されている信託報酬、信託財産留保額はかかる。

債券

取引手数料は0円。外国債券の為替スプレッドが別途発生する。

auカブコム証券のNISAへの対応

auカブコム証券のNISAでは、手数料割引にNISA割を設定しており、継続してNISA口座を続けることで手数料の割引率が高まる仕組みとなっている。また、条件を満たすとau PAY カード決済の投資信託の積立金額のポイント還元率が3.0%に上昇する。NISA口座を開設することに明確なメリットがあるネット証券となっている。

auカブコム証券のiDeCoへの対応

auカブコム証券のiDeCoは、定期預金、複数の投資信託を取り扱う。au IDを持っている場合は、iDeCo口座の「auスマート・ベーシック(安定/安定成長)」「auスマート・プライム(成長/高成長)」の保有残高に応じて、Pontaポイントが貰える。手数料は以下の通りである。

 加入時手数料;2,829円
 毎月の手数料:171円(掛金を拠出しない場合は66円)

特定の金融商品を購入する場合に限るが、auカブコム証券のiDeCoにはポイント還元による独自のメリットがある。


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