A:歴史修正主義にどう対処するかは、非常に難しい問題です。息子さんがまだ3年生では特にそうでしょう。私自身、黒人の小学校教員として、アメリカの建国の父(の一部)について、事実に基づく教材を見つけるのが非常に難しいと感じることがよくあります。

しかし子供が正しい歴史や、現代のアメリカが残虐な歴史の上に成り立っていることを学ぶのに、早過ぎるということはないと思います。子供たちはこうした真実を知る必要がある。難しいのは、それを子供の年齢(精神的発達度)に合った形でどう教えるかでしょう。

司書にあなたの意見を知らせてみるといいですよ。司書といっても、図書室の本全ての内容を詳しく把握しているわけではありません。それに学校図書の多くは何十年も前に書かれたものが多い。あなたの手紙をきっかけに、少なくとも司書は、伝記の内容を見直すでしょう。その結果、その本をどうするかは学校の判断次第です。少なくともあなたは声を上げた。多くの場合、変化を起こすのに必要なのはそれだけです。

──ブランドン・ハーシー(教師)
©2020 The Slate Group

<本誌2020年1月21日号掲載>

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