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英下院補選、与党保守党が長年の地盤2選挙区で敗北

2023年10月20日(金)15時08分

 10月20日に行われた下院補欠選挙で英与党・保守党は、地盤としていた2つの選挙区で敗北した。写真はスナク首相。18日、ロンドンで撮影(2023年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)

Andrew MacAskill

[ロンドン 20日 ロイター] - 英与党・保守党は、20日に行われた下院補欠選挙で地盤としていた2つの選挙区で敗北した。来年実施が見込まれる総選挙を巡る不透明感が強まった。

最大野党・労働党の候補はロンドンの北にあるミッドベッドフォードシャーの選挙区で勝利。保守党は1931年以来維持してきた議席を失った。

保守党の地盤だったイングランド中央部タムワースでも労働党候補が勝利を収めた。

労働党のキア・スターマー党首は声明で「労働党が再び労働者層の役に立ち、政治勢力図を塗り替える時が来たことを示す素晴らしい結果」と強調した。

高インフレや景気停滞、公的医療サービスの長い待ち時間に英国の有権者は怒りを募らせており、スナク首相への逆風は強い。世論調査では1年以上にわたり労働党が支持率で保守党に2桁台の差を付けてリードしている。

ロイター
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