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シンガポール非石油輸出、9月は前年比-13.2% 回復の兆しも

シンガポール企業庁が17日発表した9月の石油を除く輸出(NODX)は前年同月比13.2%減少した。前年比の減少は12カ月連続。インフレと需要減退という世界的な逆風が続いた。写真は1月撮影(2023年 ロイター/CAROLINE CHIA)
Xinghui Kok
[シンガポール 17日 ロイター] - シンガポール企業庁が17日発表した9月の石油を除く輸出(NODX)は前年同月比13.2%減少した。前年比の減少は12カ月連続。インフレと需要減退という世界的な逆風が続いた。
上位10市場への電子製品と非電子製品の輸出がともに減少した。
ロイターがまとめた市場予想は14.7%減、8月は22.5%減だった。
OCBCのエコノミスト、セレナ・リン氏は、一部の市場では回復の兆しも見られるとし、9月のデータは一定の安定化を示唆していると指摘した。
中国向け輸出は26.2%増加。香港向けも55%増加した。米国向けは9.7%増だった。
NODXは季節調整済み前月比では11.1%増加した。8月は6.6%減だった。
メイバンクのエコノミスト、チュア・ハク・ビン氏は季節調整済み前月比の数字は好調で、中国、香港、米国への輸出の伸びとともに「2024年に向けて緩やかな回復が進行している可能性を示唆している」と述べた。
国別ではインドネシア向けが前年比45.2%減と最大の落ち込みとなった。