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米ユタ州、TikTokを提訴 子どもに有害な影響

2023年10月11日(水)09時55分

10月10日、 米ユタ州は中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」が意図的に子どもに有害な影響を与えているとして提訴した。写真は3月、米議会の公聴会で証言するTikTok周受資CEO(2023年 ロイター/Evelyn Hockstein)

David Shepardson

[10日 ロイター] - 米ユタ州は10日、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」が意図的に子どもに有害な影響を与えているとして提訴した。

TikTokを巡っては、インディアナ州とアーカンソー州も同様の訴訟を起こしている。

ユタ州のレイエス司法長官は裁判所への提出書類で「子どもたち(とその親)が知らないのはTikTokがアプリの安全性についてうそをついて、子どもの精神衛生や身体的発達、家族、社会生活に恐ろしい影響を及ぼそうとも、強制的にアプリを見るようにさせて搾取していることだ」と述べた。

TikTokは「18歳未満のユーザーには自動的に60分の時間制限を設け、10代のアカウントには親がアクセスを規制できる機能を設けるなど、業界をリードする青少年への安全策を講じている」と反論した。

レイエス氏は州の調査が継続しているとし、調査の召喚状に従うことをTikTokに強制するよう裁判所に来週求めると述べた。

ユタ州は民事上の罰則のほか、TikTokが詐欺的な商慣行から消費者を保護する州法に違反することを禁じる差し止め命令を求めている。

ロイター
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