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ウクライナの勇気は誰も「閉鎖」できず、ゼレンスキー氏が演説

2023年10月02日(月)12時30分

 10月1日、ウクライナのゼレンスキー大統領(写真)は「防衛者の日」に当たる1日に公表した事前録音の演説で、ロシアに対する自国の戦いを弱めるものは何もないと述べた。写真はカナダのトロントで9月撮影(2023年 ロイター/Carlos Osorio)

[キーウ 1日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は「防衛者の日」に当たる1日に公表した事前録音の演説で、ロシアに対する自国の戦いを弱めるものは何もないと述べた。前日に米議会がウクライナ支援を含んでいないつなぎ予算を可決し、ひとまず政府機関閉鎖を回避したが、これには直接触れずに勝利へ向け戦う決意を繰り返した。

ウクライナの安定、忍耐、強さ、勇気を「シャットダウン(閉鎖)」することは誰にもできないと述べた。同国ではこのシャットダウンという動詞はロシアの攻撃に伴う停電を指す際にしばしば用いられる。

その上で、ウクライナは勝利の日になって初めて抵抗と戦いをやめるだろうと語った。

一方、ウクライナのウメロフ国防相は、オースティン米国防長官と電話会談したことを短文投稿サイトのX(旧ツイッター)で明らかにし、米国の支援が継続されるとの確約を得たとつづった。

バイデン米大統領は1日、議会共和党に対し、ウクライナへの追加支援を提供する法案を支持するよう求め、政府機関を閉鎖の危機にさらした瀬戸際政策にうんざりしていると述べた。

ロイター
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