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中央アメリカ議会、台湾に代わり中国をオブザーバーに

中央アメリカ議会は21日、ニカラグアの首都マナグアで開催した議会で台湾に代わって中国をオブザーバーにすることを決定した。割れたガラスを通じて見た中国と台湾の旗の資料写真(2023年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
[21日 ロイター] - 中央アメリカ議会は21日、ニカラグアの首都マナグアで開催した議会で台湾に代わって中国をオブザーバーにすることを決定した。
中央アメリカ議会は声明で、中国に代表権を認めて台湾を国連から追放した1971年の決議を引き合いに出し、台湾は「中国本土の省であり、独立国として参加する資格はない」と説明した。
中国は中南米で影響力を拡大している。中央アメリカ議会の加盟国(グアテマラ、ニカラグア、エルサルバドル、ホンジュラス、パナマ、ドミニカ共和国)の中でグアテマラ以外は全てここ数年、台湾との外交関係を断ち切っている。
台湾外交部(外務省)は「国家の尊厳」を守るため中央アメリカ議会から直ちに脱退することを決定したと発表。台湾の国際機関への参加を阻止しようとする中国を非難した。