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豪首相、訪中は「適切な時期」に 記者拘束問題に懸念

6月25日、オーストラリアのアルバニージー首相は、訪中について「適切な時期」に設定すると述べた。シンガポールで2日撮影(2023年 ロイター/Caroline Chia)
[シドニー 25日 ロイター] - オーストラリアのアルバニージー首相は25日、訪中について「適切な時期」に設定すると述べた。貿易関係の重要性を強調する一方、豪国籍ジャーナリスト、成蕾(チェン・レイ)氏が中国で拘束されている問題に懸念を示した。
豪政権は、対中関係が冷え込んでいた2020年に発動された一部豪製品の禁輸や関税措置の撤廃を目指しており、首相の訪中が検討されている。
アルバニージー氏は訪中時期に関する質問に「適切な時期に設定する」と答え、次回の外遊は7月にリトアニアの首都ビリニュスで行われる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議出席だと述べた。
訪中前に中国で拘束されている自国民が解放されるかについては明言を避けながらも、成蕾氏の釈放を改めて求めた。同氏は20年9月から拘束されている。
スカイ・ニュースに「成蕾氏は釈放され、帰国を許可されるべき」と発言。対中貿易障壁の撤廃を引き続き訴えているとも述べた。