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北朝鮮、衛星打ち上げ失敗「最も重大な過ち」と認識=KCNA

6月19日、 北朝鮮は先月の軍事衛星打ち上げが失敗したことについて「最も重大な過ち」との認識を示した。写真は平壌で開かれた中央軍事委員会第8期第8回拡大会議。KCNAが17日配信(2023年 ロイター)
[ソウル 19日 ロイター] - 北朝鮮は先月の軍事衛星打ち上げが失敗したことについて「最も重大な過ち」との認識を示した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が19日に伝えた。
16─18日に開かれた朝鮮労働党の重要会議である中央軍事委員会第8期第8回拡大総会で指摘した。
総会では、失敗の分析を行い、近い将来の再打ち上げに向け準備するよう関係者に指示した。打ち上げの責任者らは「厳しく批判」されたという。
核能力の開発を継続するとともに「世界で支配権を握ろうとする米国の戦略」に反対する諸国との連帯を強化する方針も表明した。
また、農業生産拡大と年間穀物生産目標の達成を通じて、食料自給を確保することについても話し合った。
韓国統一省は今年、北朝鮮の食料事情が悪化したようだとの認識を示している。
総会ではまた、金正恩総書記の側近で、かつて米国との非核化協議を担った金英哲(キム・ヨンチョル)元統一戦線部長が中央委員会政治局候補委員に選ばれた。韓国の議員によると、同氏は2019年の米朝首脳会談が物別れに終わったことを受けて問責されたとみられていた。