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米、人身売買報告書でロシアを非難 ウクライナの子ども連れ去りなど
米国務省は15日に公表した世界の人身売買に関する年次報告書で、ロシアによる動員兵の扱いのほか、ウクライナの子どもたちの連れ去りを非難した。(2023年 ロイター/Evgenia Novozhenina)
[ワシントン 15日 ロイター] - 米国務省は15日に公表した世界の人身売買に関する年次報告書で、ロシアによる動員兵の扱いのほか、ウクライナの子どもたちの連れ去りを非難した。
今年の報告書で国務省はロシアを人身売買の「国家支援国」に引き続き指定したほか、人身売買を巡る評価でロシアを最下位の「第3階層」に維持した。アルジェリア、チャド、ジブチ、赤道ギニアなどと並ぶ水準になる。
報告書は、ロシアがウクライナで人々を拘束していることについて昨年よりも強く非難。ロシアが何千人ものウクライナの子どもたちを連れ去ったことにも言及し、「ウクライナ国民と北朝鮮の労働者の人身売買を行う政府政策、もしくはパターンがあった」とした。
このほか「ロシア当局者が外国籍の成人にロシアのウクライナに対する侵略戦争に参戦するよう強制した」との報告があったとも指摘した。
国務省の報告書について、在米ロシア大使館からコメンは得られていない。