ニュース速報

ワールド

ソロス氏、助成財団の経営権を息子アレックス氏に移譲

2023年06月12日(月)08時03分

 富豪のジョージ・ソロス氏(92、写真)は、自身の運用資産250億ドルの大半を管理している国際的な助成財団「オープン・ソサエティー財団(OSF)」の経営権を息子のアレックス・ソロス氏(37)に移譲する。写真はウィーンで2019年6月撮影(2023年 ロイター/Lisi Niesner)

[11日 ロイター] - 富豪のジョージ・ソロス氏(92)は、自身の運用資産250億ドルの大半を管理している国際的な助成財団「オープン・ソサエティー財団(OSF)」の経営権を息子のアレックス・ソロス氏(37)に移譲する。

ソロス氏は米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューで詳しい経緯を語っており、広報担当者が11日この報道内容を認めた。

OSF取締役会は昨年12月、アレックス氏を会長に選任。アレックス氏は現在、ソロス氏の政治行動委員会のプレジデントとして政治活動を指揮する立場でもある。

アレックス氏はWSJに対して、自分は父親と比べて「もっと政治的」だと語り、米国の左派系政治家への寄付を続ける方針を明らかにした。またOSFの資金支援の優先対象を選挙権や中絶の権利、ジェンダー平等といった分野にまで広げる考えも示した。

同氏は「政治からお金を引き揚げたい思いは非常に強いが、(考え方が)反対の陣営がつぎ込んでいる限り、われわれもそうしなければならないだろう」と述べた。 

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

インタビュー:米投資計画、夏ごろに再検討 リスクと

ビジネス

米関税含め「不透明感一層高まっている」、予断持たず

ビジネス

貿易収支3月は5441億円の黒字、財務省「駆け込み

ビジネス

米関税政策は日本経済を下押し、動向注視していく=植
MAGAZINE
特集:トランプショック
特集:トランプショック
2025年4月22日号(4/15発売)

大規模関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 2
    パニック発作の原因とは何か?...「あなたは病気ではない」
  • 3
    【クイズ】世界で2番目に「話者の多い言語」は?
  • 4
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 5
    米経済への悪影響も大きい「トランプ関税」...なぜ、…
  • 6
    紅茶をこよなく愛するイギリス人の僕がティーバッグ…
  • 7
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 8
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトラ…
  • 9
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 10
    あまりの近さにネット唖然...ハイイログマを「超至近…
  • 1
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最強” になる「超短い一言」
  • 2
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 3
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止するための戦い...膨れ上がった「腐敗」の実態
  • 4
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 5
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 6
    「ただ愛する男性と一緒にいたいだけ!」77歳になっ…
  • 7
    コメ不足なのに「減反」をやめようとしない理由...政治…
  • 8
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 9
    パニック発作の原因とは何か?...「あなたは病気では…
  • 10
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトラ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 9
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 10
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中