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再送-独伊、水素輸送対応のパイプライン新設で協調 エネ安保強化

2023年06月09日(金)13時20分

ドイツのショルツ首相は8日、イタリアと両国間での天然ガス・水素輸送パイプラインの新設で合意したことに満足していると明らかにした。写真はショルツ首相(左)とイタリアのメローニ首相。6月8日、ローマで撮影(2023年 Chigi Palace/Handout via REUTERS)

(2段落目の誤表記を修正しました)

[ローマ 8日 ロイター] - ドイツのショルツ首相は8日、イタリアと両国間での天然ガス・水素輸送パイプラインの新設で合意したことに満足していると明らかにした。

ショルツ氏はメローニ伊首相との記者会見で「エネルギー供給の多様化において協力を深めることは非常に重要だ。欧州での供給網拡大はわれわれ全体の利益となり、エネルギー安保も確実に向上するだろう」と述べた。

さらに、「こうした理由から、両国間でガス・水素パイプライン敷設を進めることで合意したことを喜ばしく思う」と付け加えた。

欧州へのロシアからのエネルギー輸出が限定される中、イタリア、ドイツ、オーストリアは先月、北アフリカと欧州を結ぶ水素輸送に対応するパイプライン「サウスH2コリドー」の開発支援に関する書簡に署名。

このパイプラインは全長3300キロで、欧州の主要送電企業4社が計画を主導する。

メローニ氏は、「エネルギー供給源の多様化を図り、特に地中海におけるインフラ設備の接続に取り組むことが非常に重要だという考えで一致している」と語った。

ロイター
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