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ゼレンスキー氏招きウクライナに連帯、岸田首相がG7の成果強調

5月21日、岸田文雄首相は主要7カ国首脳会議(G7広島サミット)終了後の議長国会見で、ウクライナからゼレンスキー大統領を招き、法の支配に基づく国際秩序を守る決意を世界に向けて示せたことは意義深いと述べた(2023年 ロイター/Kimimasa Mayama/Pool via REUTERS)
[広島 21日 ロイター] - 岸田文雄首相は21日午後、主要7カ国首脳会議(G7広島サミット)終了後の議長国会見で、ゼレンスキー大統領を招いてウクライナへの連帯を示し、法の支配に基づく国際秩序を守る決意を世界に示せたことは「意義深い」と成果を強調した。
岸田首相は「厳しい安全保障環境だからこそ、国際秩序を堅持し、平和と繁栄を守り抜く決意を示すことがG7議長国である日本に課せられた使命だ」と強調。G7はウクライナに平和をもたらすために努力するとし、対ロシア制裁の回避・迂回防止に向けた取り組み強化で一致したと述べた。
「力による現状変更」のために核兵器による威嚇や使用はあってはならないとも語り、「核兵器のない世界」という理想を追い求める責任があるとの認識を示した。
岸田首相は、インドやブラジルなど招待国首脳やゼレンスキー大統領を交えた最終日の討議に触れ、「世界のどこであっても力による一方的な現状変更の試みは認められないことで一致した」と述べて意義を強調した。
会見では衆議院の解散・総選挙の可能性も聞かれ、「重要な政策課題に結果を出すことを最優先で取り組んでいる。今解散、総選挙については考えていない」と従来の見解を繰り返した。
(杉山健太郎、竹本能文)
*動画を付けて再送します。