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中国外相、中央アジア諸国の主権支持と表明

4月26日、中国の秦剛・国務委員兼外相(写真)は、西安市でカザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン各国の高官と会談し、「中国は中央アジア諸国が自国の主権、独立、安全、領土を守ることを強く支持する」と表明した。写真は14日北京での代表撮影(2023年/ロイター)
[北京 26日 ロイター] - 中国の秦剛・国務委員兼外相は26日、西安市でカザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン各国の高官と会談し、「中国は中央アジア諸国が自国の主権、独立、安全、領土を守ることを強く支持する」と表明した。中国外務省が明らかにした。
中国の盧沙野・駐フランス大使が21日、ウクライナなど旧ソ連諸国の主権を疑問視する発言をし、欧州各国で反発が広がっていた。秦氏の発言は、盧氏の発言がもたらした緊張を和らげる狙いとみられる。
秦氏は「中国は中央アジア諸国が自国の状況に照らして、独自の開発の道筋を選ぶことを強く支持する」と語り、これら諸国の国内問題に対する外国の干渉には反対すると強調した。
中国の在フランス大使館は24日、盧氏の発言について「政治的な宣言ではなく、個人の見解だ」と釈明している。