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米政府のメキシコ湾石油掘削権入札、最高入札額が6年ぶり高水準
3月29日、米内務省の海洋エネルギー管理局(BOEM)が実施したメキシコ湾の石油・ガス掘削権の政府入札は、最も高い入札額の合計が2億6380万ドルと、2億7480万ドルだった2017年以来6年ぶりの高水準となった。写真はエクソンモービルのロゴ。リオデジャネイロで2018年9月撮影(2023年 ロイター/Sergio Moraes)
[29日 ロイター] - 米内務省の海洋エネルギー管理局(BOEM)が29日に実施したメキシコ湾の石油・ガス掘削権の政府入札は、最も高い入札額の合計が2億6380万ドルと、2億7480万ドルだった2017年以来6年ぶりの高水準となった。
今回の入札はロシアによるウクライナ侵攻以降の石油・ガス投資の需要を見極める試金石と目されていた。調査会社ウッド・マッケンジーは入札結果からメキシコ湾の開発に楽観的な様子が読み取れると指摘した。
対象となったのは連邦政府が管轄する領海外大陸棚(OCS)の7340万エーカーで、シェブロンやエクソンモービル、BPなど石油・ガス大手が高額落札者に名前を連ねた。最も落札額が大きかったのはシェブロンの1億0800万ドル。
20数件以上の応札を集めた区画は全体の2.3%。リース期間は区画の深度により5年か10年となっている。