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北朝鮮、米国によるウ軍への戦車供与非難 「ロと同じ塹壕に立つ」

北朝鮮は1月28日、米国政府がウクライナへ主力戦車「エイブラムス」の供与を決めたことを非難した。写真は、ワシントンで公開されたエイブラムスの車両など。2019年7月撮影(2023年 ロイター/Leah Millis)
[ソウル 28日 ロイター] - 北朝鮮は28日、米国政府がウクライナへ主力戦車「エイブラムス」の供与を決めたことを非難し、米国が代理戦争によって覇権を獲得するため「レッドライン(越えてはならない一線)をさらに越えようとしている」と主張した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が、金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正氏の声明を伝えた。
与正氏は声明で、北朝鮮は米国に対抗してロシアと「同じ塹壕に立つ」と発言。「米国がウクライナに地上戦用の軍備を提供し、戦況をエスカレートさせていることに深刻な懸念を表明する」と述べた。
ドイツが25日に同国製戦車「レオパルト2」のウクライナ供与を発表した後、バイデン米大統領はエイブラムス31両を供与すると発表。米独の決定は、西側諸国によるウクライナ支援のタブーの1つを取り払った。