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マカオのカジノ事業者、非カジノ分野への投資拡大へ
2023年からの運営免許を獲得したマカオのカジノ事業者6社は、新たな10年契約で約150億ドルを投じる計画で、その大半を非カジノ分野に投資する。写真はマカオで2019年12月撮影(2022年 ロイター/JASON LEE)
[香港 16日 ロイター] - 2023年からの運営免許を獲得したマカオのカジノ事業者6社は、新たな10年契約で約150億ドルを投じる計画で、その大半を非カジノ分野に投資する。
中国政府はカジノが中心のマカオの産業の多角化を進め、外国人観光客の誘致を目指しており、各社には非カジノ分野への投資拡大が期待されている。
マカオ政府は22年末に期限が切れる運営免許の入札を実施。サンズ・チャイナ、ウィン・マカオ、ギャラクシー・エンターテインメント、MGMチャイナ、メルコ・リゾーツ、SJMホールディングスといった既存事業者に加え、マレーシアのゲンティン・マレーシアが新規参入を目指して参加、業界には驚きが広がった。ただ、最終的に既存事業者6社が運営免許を獲得した。
マカオ政府によると、6社の非カジノ分野への投資は1087億パタカ(135億7000万ドル)、カジノ分野への総投資額は101億パタカとなる。
契約締結後にマカオ当局は「カジノと観光業界の発展は新たな段階に入る」と説明した。