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ウクライナ「穀物輸出合意の延長必要」 、大統領が米国連大使と会談
ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、首都キーウ(キエフ)で米国のトーマスグリーンフィールド国連大使と会談し、国連などが仲介する黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意を延長する必要があると述べた。写真は11月8日、キーウで米国のトーマスグリーンフィールド国連大使(右)と会談するウクライナのゼレンスキー大統領(左)(2022年 ロイター/Ukrainian Presidential Press Service/Handout via REUTERS)
[キーウ(キエフ) 8日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、首都キーウ(キエフ)で米国のトーマスグリーンフィールド国連大使と会談し、国連などが仲介する黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意を延長する必要があると述べた。
ゼレンスキー大統領はトーマスグリーンフィールド大使との会談で「ロシアの意図にかかわらず、穀物輸出合意は延長されなければならない」と伝えた。その後「ウクライナには世界の食料安全保障を保証し続ける用意がある」と対話アプリ「テレグラム」に投稿した。
輸出合意はロシアもしくはウクライナが延長に反対すれば今月19日に期限が切れる。
ウクライナのインフラ担当次官ユーリー・バスコフ氏はロイターのインタビューに対し、ウクライナは合意を仲介するトルコと国連に少なくとも1年の延長のほか、南部ミコライウの港も対象に含めるよう提案したと明らかにし、内容の拡大と少なくとも1年の延長が来週にも決定されることを望んでいると述べた。
ただ、ロシアが提示している合意延長の条件について、国連、およびトルコから情報は得ていないとした。