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中国海南省、過去最悪のコロナ流行 ロックダウン拡大

8月8日、国営メディアによると、中国の海南省は、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するため、ロックダウン(都市封鎖)を拡大した。写真は海南省で車の出入りを管理する警官たち。提供写真(2022年 ロイター/cnsphoto)
[北京/上海 8日 ロイター] - 国営メディアによると、中国の海南省は8日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するため、ロックダウン(都市封鎖)を拡大した。
同省では過去2年間、国内他地域と比べコロナ感染者が極めて少なく、昨年は市中でわずか2人の有症状患者が確認されただけだった。ところが、今月は有症状982人を含む1400人超の市中感染が発生。世界的な基準からすれば小規模だが、2019年末に中国武漢市で初めて新型コロナ感染が報告されて以来、同省で最大の発生件数となった。
海南省の省都の海口市(人口約290万人)と、楽東、澄邁の両県は8日、新たにロックダウンに入った。
少なくとも8つの市と県(合計人口約700万人)は、コロナ検査や食品の買い物、重要な職務などの必要な理由がない限り、住民は居住地を離れてはならないと指示。公共交通機関も停止した。
こうした措置の適用期間はさまざまで、短いものでは数時間のみ適用されるという。