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米極右組織メンバーに7年3月の禁錮刑、議事堂襲撃事件で最長

2021年1月に起きた米議会議事堂襲撃事件で有罪判決を受けていた米極右組織「スリー・パーセンターズ」のメンバー、ガイ・レフィット被告に対し、連邦地裁は1日、禁錮7年3月の量刑を言い渡した。同事件に関する裁判で最長の禁錮刑となった。写真は7月21日、米議会襲撃事件を調べる下院特別委員会の公聴会で代表撮影(2022年 ロイター)
[ワシントン 1日 ロイター] - 2021年1月に起きた米議会議事堂襲撃事件で有罪判決を受けていた米極右組織「スリー・パーセンターズ」のメンバー、ガイ・レフィット被告に対し、連邦地裁は1日、禁錮7年3月の量刑を言い渡した。同事件に関する裁判で最長の禁錮刑となった。
連邦陪審は今年3月に被告に対し、5つの重罪で有罪評決を出した。
連邦検察は議事堂襲撃事件を巡る13件の裁判のうち12件で有罪判決を勝ち取っている。事件はトランプ前大統領の支持者らが、大統領選の結果確定を阻もうとして起こした。
これまでの最長の禁錮刑は63月だったが、この2件で被告らは裁判を行わずに、有罪を認めることを選択していた。
首都ワシントンの連邦地裁はレフィット被告を3年間保釈し、監視下に置く判決も言い渡した。また、過激派組織への関与を禁止し、メンタルヘルスの治療を受けるよう命じた。
判事はこの日、被告が議会転覆を望んでいると示唆する言動を行ったことに懸念を抱いたと説明。「民主主義でわれわれは平和的な政権移行を尊重する」とした。
被告は議事堂に乱入しなかったものの、証拠映像には群衆を議事堂に誘導する様子が記録されている。被告が事件後、自分の子どもに対し、当局に通報すれば危害を加えると脅したことも罪状に含まれた。