ニュース速報
ワールド
英海軍、イラン製武器を海上で年初に押収 地対空ミサイルなど

7月7日、英海軍は地対空ミサイルや巡航ミサイル用エンジンを含むイラン製武器を、今年初めに同国南部の国際海域で密輸業者から押収したと発表した。写真は2014年6月、バルト海を航行する英海軍の艦船モントローズ。米海軍提供(2022年 ロイター/U.S. Navy)
[リヤド 7日 ロイター] - 英海軍は7日、地対空ミサイルや巡航ミサイル用エンジンを含むイラン製武器を、今年初めに同国南部の国際海域で密輸業者から押収したと発表した。
海軍のヘリコプターが1月28日と2月25日にイラン沿岸を離れるスピードボートを発見し、最新兵器の入った数十個の荷物を押収したと説明した。
イラン製の「351」陸上攻撃巡航ミサイル用のロケットエンジンと、「358」地対空ミサイルが含まれていることが判明したと明らかにした。
ミサイルの輸送先は明らかにされていないが、351巡航ミサイルについて、イエメンのフーシ派がサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)を攻撃するためによく使われるとした。
イラン外務省は英国の主張を否定した上で、サウジ主導の連合軍に武器を売ることで英国はイエメン内戦に加担していると非難した。
英海軍によると、米海軍の駆逐艦が2月の拿捕を支援した。
米中央軍のブッチーノ報道官は武器の押収について、声明で「イランによる陸海空での無責任で攻撃的な行為を許さないことを示すものだ」と指摘した。