シンガポールのリー首相、ウォン財務相を後継者と正式に認定

　４月１６日、シンガポールのリー・シェンロン首相は、ローレンス・ウォン財務相（写真）が自身の後継者になると正式に認めた。写真は２０１５年撮影（２０２２年　ロイター／Singapore SEA Games Organising Committee / Action Images via Reuters）

［シンガポール　１６日　ロイター］ - シンガポールのリー・シェンロン首相は１６日、ローレンス・ウォン財務相が自身の後継者になると正式に認めた。

ウォン氏は１４日、与党人民行動党（ＰＡＰ）の「第４世代」の政治家によって、次期指導者に選出された。

リー氏はソーシャルメディアへの投稿で「この計画はローレンス（ウォン氏）が首相として私の後を継ぐためのものだ」と述べ、その時期は２０２５年末までに行われる次期総選挙後か、選挙前のどちらかになるとの見方を示した。

またリー氏は会見で「私も既に７０歳になり、ローレンス氏の準備が整い次第、ぜひ職務を引き渡したい」と語った上で、次期選挙戦で自身とウォン氏のいずれがＰＡＰを率いるかは今後決める考えを明らかにした。