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ウクライナ大統領「ロシアの侵略、全欧州が標的」 制裁強化求める

ウクライナのゼレンスキー大統領は9日演説し、ロシアの侵略はウクライナだけにとどまらず、欧州全域が標的だと指摘、西側諸国にロシア産エネルギーの完全輸入禁止とウクライナへの武器供与拡大を求めた。写真は首都キーウを訪問したジョンソン英首相と話すゼレンスキー大統領。9日撮影(2022年 ロイター/UKRAINIAN PRESIDENTIAL PRESS SER)
[キーウ 10日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は9日演説し、ロシアの侵略はウクライナだけにとどまらず、欧州全域が標的だと指摘、西側諸国にロシア産エネルギーの完全輸入禁止とウクライナへの武器供与拡大を求めた。
ロシアの武力行使について「最終的には全ての人々に打撃を与える惨劇だ」とし、「ロシアの侵略はウクライナだけを念頭に置いたものではない。欧州全体がロシアの標的になっている」との認識を示した。
ロシア軍はウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊から撤退し、同国東部で兵力を増強している。
ゼレンスキー大統領は「厳しい戦いになるだろう。われわれがこの戦いに勝つと信じている。戦うと同時に、この戦争を終結させるため、外交的な手段も模索する用意がある」と述べた。
ウクライナ側の交渉官であるポドリャク大統領府顧問は、東部でロシアが敗北するまでロシアとの首脳会談は行われないと述べた。