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米、コロナ感染後の隔離期間短縮を検討=ファウチ氏

2021年12月22日(水)00時19分

バイデン米政権のファウチ首席医療顧問は21日、新型コロナ検査で陽性が確認された場合に奨励されている10日間の隔離期間を短縮する可能性を検討していると明らかにした。12月1日、ホワイトハウスで撮影(2021年 ロイター/Kevin Lamarque/File Photo)

[ワシントン 21日 ロイター] - バイデン米政権のファウチ首席医療顧問は21日、国内で新型コロナウイルスのオミクロン変異株の流行が広がる中、検査で陽性が確認された場合に奨励されている10日間の隔離期間を短縮する可能性を検討していると明らかにした。

米疾病対策センター(CDC)によると、オミクロン株は現時点で米国内の感染の約73%を占めている。ワクチン接種や追加接種後に感染する「ブレークスルー感染」も増加しているが、その場合の症状は軽度、もしくは無症状にとどまっているという。

ファウチ氏はCNNに対し、CDCが奨励する10日の期間を短縮すれば、無症状の人々が早期に職場や学校などに戻ることができる可能性があるとし、とりわけ医療従事者が感染したケースを中心に議論されていると語った。医療機関向けマスク(N95)など適切な個人用防護具(PPE)の着用は必要とした。

さらに、オミクロン株が容易に感染する状況を踏まえ、全体的な感染者数よりも入院者数に注目すべきという認識を示した。

ロイター
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