ニュース速報

ワールド

ロックダウン入りNZ、デルタ株の感染確認 中心街の人影まばら

2021年08月18日(水)09時38分

[ウェリントン 18日 ロイター] - 新型コロナウイルスの市中感染が確認され、半年ぶりにロックダウン(都市封鎖)入りしたニュージーランドでは18日、最大都市オークランドや首都ウェリントンの中心街を歩く人の姿はほとんど見られない。

アーダーン首相は17日、オークランドでコロナ感染者が1人確認されたため、全土でロックダウン入りすると発表した。

期間は、オークランドと新規感染者が滞在していたコロマンデルで7日、他の地域で3日となる。

アーダーン氏は18日、感染者はデルタ株に感染していたことが確認されたと発表し、現時点で感染者は5人で、全て最初の感染と関連があると説明した。そのうちの1人は、オークランドの病院に勤める看護師で、ワクチン接種は完了していたという。

アーダーン氏はフェイスブックに投稿した動画で「私たちはこれまで私たちのやり方で対応してきた」と強調し、迅速かつ厳格に対応することでロックダウンが長期に及ぶことを避けることができるとの考えを示した。

いつもは買い物客や仕事をする人で賑わうウェリントンやオークランドの中心街は人影がまばらだ。前日には、ロックダウン発表を受けて、スーパーに日用品を買い求める人が押し寄せた。企業や学校はオンラインの会議や授業などの対応を急いだ。

ロバートソン財務相は、20日時点でロックダウンが解除されていない場合、賃金補助制度を復活させる方針を示した。

国内で最後に市中感染が確認されたのは2月。海外からの渡航はほぼ全面的に禁止しているが、国内では行動規制は導入していなかった。

コロナ感染者の累計は約2500人、死者は26人となっている。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ガザ停戦が発効、人質名簿巡る混乱で遅延 15カ月に

ワールド

韓国尹大統領に逮捕状発付、現職初 支持者らが裁判所

ワールド

アングル:もう賄賂は払わない、アサド政権崩壊で夢と

ワールド

アングル:政治的権利に目覚めるアフリカの若者、デジ
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性客が「気味が悪い」...男性の反撃に「完璧な対処」の声
  • 2
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 3
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べている」のは、どの地域に住む人?
  • 4
    「搭乗券を見せてください」飛行機に侵入した「まさ…
  • 5
    感染症に強い食事法とは?...食物繊維と腸の関係が明…
  • 6
    女性クリエイター「1日に100人と寝る」チャレンジが…
  • 7
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 8
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 9
    フランス、ドイツ、韓国、イギリス......世界の政治…
  • 10
    本当に残念...『イカゲーム』シーズン2に「出てこな…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「最初の90分」...快眠の「7つのコツ」とは?
  • 4
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 5
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 6
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 7
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 8
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 9
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
  • 10
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 10
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中