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欧州医薬品庁、3月中旬までにJ&J製ワクチン巡る意見書公表
欧州医薬品庁(EMA)は16日、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製新型コロナウイルスワクチン承認の是非を巡り、3月中旬までに意見書を公表すると明らかにした。ニューヨークで9年月撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)
[16日 ロイター] - 欧州医薬品庁(EMA)は16日、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製新型コロナウイルスワクチン承認の是非を巡り、3月中旬までに意見書を公表すると明らかにした。
EMAの委員会が既に一部データを逐次ベースで評価しているため、処理速度を上げた審査が可能という。委員会は同ワクチンの有効性と安全性と品質を検討する段階に入る。最終的にはEUの正式承認が必要になる。
同ワクチンは1回接種型で、冷凍保管が必要ない。複数のコロナ変異株に対する世界的な大規模臨床試験で、有効性が66%だったとの解析結果が1月に発表されている。
J&JはEMAに条件付きの販売申請を提出していることを確認した。同ワクチンを欧州連合(EU)域内向けに、今年第2・四半期に配布し始める準備ができているとしている。
同ワクチンは米商品医薬品局(FDA)も審査中。
欧州では、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンに加え、米モデルナ製、英アストラゼネカ製のワクチンが承認されている。
*内容を追加しました。